2019-01-23 「レコード・コレクターズ2月号」 本 メモ Skull Snaps 「Skull Snaps」 The Skatalites 「Ska Authentic」 The Heptones 「The Heptones」 「ノーザン・ソウル」(映画)
2019-01-05 「選択1月号」 本 メモ 貿易戦争は「米国の圧勝」に-中国の譲歩で「長期対立」回避 米国がファーウェイを恐れる真因-「次世代戦争」で最強企業となる可能性 伊マフィアが「農業と食」で荒稼ぎ-偽物製造や補助金詐欺で「やり放題」 習近平は「受難」の一年に-経済危機に苦悶する「堕ちた皇帝」 外国人「土地買収」を防がぬ自民党-「国土浸食」され放題の怠慢 政界スキャン(407)河野太郎「二島返還」の執念と野心 NTTドコモ「官製値下げ」恭順の底意-消耗戦でシェア死守の「国策会社」 半導体製造で覇権を握る「台湾」-次世代技術が抱えた「供給リスク」 トヨタの怪僧「小林耕士副社長」-彰男を操る最側近の「秘話」 日本の科学アラカルト/その最前線(101)ガンとの闘いに向けた高温超伝導実用化の取り組み 美の艶話(37)ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作<ペルセポネーの掠奪>-究極の求愛行為 大嘗祭「前例踏襲」に嘆く皇室-「天皇の願い」を無視する安倍政権 男子マラソンはなぜ「復活」したか-東京五輪で「メダル」も夢ではない
2019-01-03 小口日出彦 「情報参謀」 本 平井卓也特命担当大臣を批判する記事で紹介されていたもの。 今となっては当然といった内容で政治ドラマとしての面白味も特段なく、こうやってまたひとつ世の中から大らかさが失われ、政治が一層パフォーマンス化していったんだなという哀惜の念しか浮かびません。 この息苦しさ・窮屈さの前では、「新聞記者の諸君とは話さないことにしてるんだ」と感情的に言い放った佐藤栄作の愚直さが好ましく感じられます。
2018-12-26 水木しげる「劇画近藤勇-星をつかみそこねる男」 本 水木しげる流の飄々とした新撰組。それ以上の特別なものはない印象。 突然大フィーチャーされる吉村貫一郎パートは、元々は別の短編「幕末の親父」を挿入したもののよう。 子母澤寛「隊士絶命記」の水木しげる発展形が「幕末の親父」で、浅田次郎発展形が「壬生義士伝」。
2018-12-24 「山猫<完全復元版>」 映画 NHK-BSプレミアムで6月18日放送。ルキノ・ヴィスコンティ監督。1963年。 菊地成孔曰く「元祖レイブ映画」。濃厚な諸行無常感と豪華絢爛な舞踏会のコントラストが趣深いですが、187分はいかんせん長い。 統治者側のドラマ。小沢一郎が演説で引用したのも分からなくはない(「現状を維持したければ変わらねばなりません」)。 淀川長治/蓮實重彦/山田宏一「映画千夜一夜」で、淀川長治が「金持をこんだけ映画にする人ないなあと思うて。(中略)もういい気持でね。こんな金持になれたらどんなにいいだろうって観た、ぼくは」、「想像じゃないのね。だからいかに美術いうものが、豊かなところから発生するかわかるね」、「ヴィスコンティ亡くなったとき、こんなつらいことなかった。イタリアはこれで終わりになるか思った。(中略)もうこの貴族きなくなったか思ったらつらかった。映画のなかの一番の贅沢を持ってた人やなあ、ルキノ・ヴィスコンティいう人は。ぼく、好きだったねえ」と溢れんばかりの敬愛を示したところの貴族の洗練は、「義弟のフェルディナンドは先を見る父親ではなく、子に残すべき財産を豪奢な生活で散じたのだ。しかし、こうした贅沢の結果がタンクレーディでもある。これは当然のことだ。先祖たちが惜しみなく散在することなくして、我が甥のような洗練された魅力を身につけることは不可能だろう」という劇中のセリフでも示唆。 「人を導きたい者に必須の己を欺く能力が私にはない」、「我々シチリアの人間はもう老いた。壮大で雑多な文明の重圧を2,500年も感じてきたのだ。だが全て外来で自ら創った文明ではない。ずっと植民地の民だった。これは我々の責任だ。だが我々は精根が尽き果てた」、「シチリアの人間が求めるものは永い眠りだ。いい贈り物を渡すためでも眠りを妨げる者は憎まれる」、「ここではあらゆる行動が忘却への渇望なのだ。我々が色事を好むのも忘却への欲求だ。傷害沙汰は死への憧れ。我々の怠け癖や強烈に甘いシャーベットも堪能なる停滞への欲求、つまり、死への憧れだ」等、小沢一郎ならずとも引用したくなる含蓄のある台詞多数。