吉田秋生「河よりも長くゆるやかに」

河よりも長くゆるやかに (1) (小学館文庫 よA 5)

  • 昔から興味があったもの。特にきっかけもなく購入。シリアスな現実の上に繰り広げられるコミカルで無為な青春に時折挟み込んでくるリリカルな情景が妙味。
  • 本作が1983年、望月峯太郎バタアシ金魚」が1985年、土田世紀「未成年」が1986年。通底する時代の空気。映画「スタンド・バイ・ミー」(1986年)も想起。

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

ミッション:インポッシブル/ ローグネイション (字幕版)

売払い

「レコード・コレクターズ5月号」

レコード・コレクターズ 2022年 5月号

「キッド」

キッド The Kid [Blu-ray]

  • NHK-BSプレミアムで1月13日放送。チャーリー・チャップリン監督。1921年(チャップリン自身による音楽付きの1971年版)。
  • ジャッキー・クーガンの破壊的な可愛さ。チャップリンばりに3回離婚、4回結婚しているのも驚きですが、後年「アダムス・ファミリー」のオリジナルTVドラマでフェスターおじさんをやっているのも驚き。
  • 夢のシーン。ラスト前のチェンジ・オブ・ペースという機能、ワイヤーアクションの斬新さ、自らの極貧の生い立ちと第一子を生後3日で失ったチャップリンの心情は理解できるものの、いまひとつ響くものがない。
  • その夢のシーンでチャップリンを誘惑する女悪魔=リタ・グレイ=チャップリンの2番目の配偶者(撮影当時12歳、結婚当時16歳)=離婚訴訟を通じて「フェラチオ」という用語を知らしめた人。

https://cdn.britannica.com/69/154869-050-2D262EBC/Charlie-Chaplin-Jackie-Coogan-The-Kid.jpg?w=300&h=169&c=crop   https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQw25xoDEzLuTIygxDWRJLcKyDyR5dOcrkWdmodkQ1rpWyjr1GOYyMce4ZHBlR3n5W5ZyM&usqp=CAU

プラトン「ソクラテスの弁明」

ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)

  • 東浩紀「ゆるく考える」を読んでソクラテスポピュリズムによる死(「おまえはなんかあやしい、嫌なことをいう、みんなの空気に水を差す、だから死ね」)に興味を持ったもの。東浩紀曰く「もっとも心を打つのは、彼が論理では勝てないことをよく承知し、それについてもはっきり語っていることである。彼は、人々が論理を選ばないことをよく知っていた。しかしそれでも論理を選び、死刑を受け入れるのだ」。
  • 弁明のロジックは早くも忘れてしまいましたが、生きることは知を愛し求めることであり、真理を求める行き方をを全うするためなら死をも受け入れるのだというあり様はザラリと印象に残る。
  • 「ですが、もう去る時です。私は死ぬべく、あなた方は生きるべく。私たちのどちらがより善き運命に赴くのかは、だれにも明らかではありません。神は別にして」
  • 購入してから読み始めてからほぼ1年。このような薄い本にここまで時間がかかっているようでは、死ぬまでにもういかほども読めないだろうなと悲しい気持ちになってくる。

「選択4月号」

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  • メモ
  • ロシア情報機関に「反乱」の兆候-緊張高まる「プーチンの身辺」
  • 国際法廷はプーチンを裁けるか-捜査着手で高まる期待と不安
  • 世界で激変「資源地政学」-この危機に戦略なき岸田政権
  • 中国「ゼロコロナ政策」の自縄自縛-国家停滞で揺れる習近平体制
  • 安倍派「内紛前夜」の不穏-「角栄化」していく最大派閥会長
  • 自公に喰われる「国民民主党」-参院選後「連立入り」で辿る運命
  • 戦争で「ぼろ儲け」の米国-バイデン「ロシア制裁」の本性
  • 「一億総不健康」に陥った日本-「コロナ自粛」は万病の元