- 図書館活用。話題になっていたので。
- 題材が題材だけに感情の震えなしには読めない。グラタンをひっくり返した夫が泣き出す日など忘れられない。
- 率直ではあるけれども書かずにスキップしていることも山ほどありそう。
- リチャード・スミス「がんで死ぬのは最高の死に方だ」という言葉が思い出される(最悪の死に方は「認知症を抱え長い時間をかけてゆっくり死ぬこと」)。
「選択1月号」
- メモ
- ウクライナ戦争の終わり方-必要条件は「プーチンの終焉」
- ドイツ「国家転覆計画」が示す闇-凄まじき「極右思想」の広がり
- スパイウェア「世界拡散」の猛威-スマホ「丸裸」は日常のリスクに
- 「増税三昧」財務省の黄金の三年-岸田政権の末路は「使い捨て」
- 「岸田不況」が加速する-経済無策でも続く「財務省政権」
- 政界スキャン(455)麻生太郎の根深い「岸田嫌い」
- 日銀「豹変」は明るい兆し-金融緩和終了で変わる製造業
- 三菱UFJ「マネックス買収」の下心-ネット証券戦略は益々「迷走」
- 柏崎刈羽原発は「再稼働」するのか-不信と不安だらけの東京電力
- 失われゆく「新宿カルチャー」-駅再開発で絶える「反逆と異端」
「ハスラー」
- NHK-BSプレミアムで10月27日放送。ロバート・ロッセン監督。1961年。
- 「人間にとって勝利とは、敗北とは何かを問い掛けた作品」「エディが一人の人間として生きようとするために越えなければならない試練の物語」「本作品の主題はエディのサラへの愛情と自己破壊願望のせめぎあい」といった側面は全くうまく機能していない印象で、134分が長く感じられる。
- 弱点を補うのはジャッキー・グリーソンとジョージ・C・スコットの異常な格好良さ。ヒロイン絡みのパートをザックリ切り落として、麻雀放浪記みたいな世界にした方が良かったのでは。
- ジャッキー・グリーソンってオーケストラのリーダーじゃなかったっけ?と調べてみると本業はコメディアンで音楽でも成功したという感じの人のよう。
- バート・ゴードン(ジョージ・C・スコット)の格好良さは「ウォール街」のゴードン・ゲッコーを思い出させる。確信的な利己主義の野卑な魅力。
- オープニングとエンディングはスタイリッシュで格好良かった。
「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」
- NHK総合で3月5日放送。ジョナサン・デイトン/ヴァレリー・ファリス監督。2017年。
- これも菊地成孔激賞の一作。曰く「2018年度の最高傑作」、「『35ミリフィルムを使って、1970年代を再現した映画』史上の最高傑作であることは間違いない」、「誠実で奇跡的な傑作」。
- そこまでピンとこなかったですが、ボビー・リッグスが背負う業の深さとスティーヴ・カレルのあまりのソックリ度(「徹底した整形と肉体改造は、本編最後に出てくるボビー・リッグスの写真が、劇中のスティーヴ・カレルと全く見分けがつかない事によって、我々を慄然とさせる」)には感じるものがあった。
「レコード・コレクターズ1月号」
- メモ
- Various Artists「Perú Selvático - Sonic Expedition into the Peruvian Amazon 1972-1986」
- Les Mangalepa「Endurance」
「NOPE/ノープ」
- 早稲田松竹で。ジョーダン・ピール監督。2022年。
- 前半の不穏さからの後半のバカバカしさへの落差。先週のタル・ベーラ監督「ダムネーション/天罰」からの落差。楽しかった。
- 黒人兄妹が営むカリフォルニアの牧場の夕暮れ、流れるディオンヌ・ワーウィック「ウォーク・オン・バイ」。素敵。ザ・ロスト・ジェネレイション「ディス・イズ・ザ・ロスト・ジェネレイション」も格好良かった。
- 年明けにはバーバラ・ローデン監督「WANDA/ワンダ」が観たい。