売払い

山本周五郎「小説 日本婦道記」 山本周五郎「ちいさこべ」 山本直樹「定本レッド1969-1972(1)~(4)」 ドン・ウィンズロウ「ザ・カルテル(上)(下)」 ドン・ウィンズロウ「ザ・ボーダー(上)(下)」

「トップガン マーヴェリック」

TOHOシネマズ日比谷で。ジョセフ・コシンスキー監督。2022年。 空母甲板の離発着に「デンジャー・ゾーン」がかかる冒頭からもうビリビリくる。これは映画館で観られて良かった。欲を言えば公開当初にもっと大きなスクリーンで観られるとなお良かった…

「X エックス」「Pearl パール」

キネカ大森で二本立て。タイ・ウェスト監督。2022年(両作とも)。 平日の昼間からボケっとホラー映画二本立てを観るというのも乙だった。「X エックス 」「Pearl パール 」の順番で観られたのも良かった。 ポルノ女優役(裸にショートパンツのサロペッ…

「キネマの天地」

NHK-BSプレミアムで11月6日放送。山田洋次監督。1986年。 「蒲田行進曲」(1982年)を、東映出身の深作欣二に東映京都撮影所で撮られた無念を晴らす松竹大船撮影所50周年記念作品。という割には見どころが乏しい。有森也実が藤谷美和子で…

遠藤慧「東京ホテル図鑑」

図書館活用。 読み物としてはさして面白いものではないものの、大変に好みな水彩スケッチ集。素敵な絵、素敵なホテル。

「ゴースト・ワールド」

Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で。テリー・ツワイゴフ監督。2001年。 シーモアというキャラクターは別にしても、雰囲気がかなり原作と異なっていて、意外にストレートでウェット。 ソーラ・バーチの自意識が膨張するイタい感じはSNSで世の中がソーシ…

「レコード・コレクターズ1月号」

メモ The Beatles「1962-1966」 The Beatles「1967-1970」 Wayne Cochran「The Bigger The Pompadour...His Complete Recordings from 1959-1966」 Various Artists「Space Funk: Afro-Futurist Electro Funk in Space 1976-1984」 Jorge Ben「Samba Esquema…

望月ミネタロウ「東京怪童(1)~(3)」

「文藝別冊-総特集:望月ミネタロウ」に刺激されて古書で購入。最終巻だけ未読だったという記憶。 今読むと「当時、ダニエル・クロウズとかアメリカのオルタナコミックが好きだったので、そのへんからの影響もあります」ということは理解できる。所謂「グラ…

「SOMEWHERE」

早稲田松竹で。ソフィア・コッポラ監督。2010年。 ザラッとしたフィルムの質感とペールトーンの色彩感覚がソフィア・コッポラのシグネチャーなんだろうか。 ガーリーカルチャーで語られる印象ですが、「ロスト・イン・トランスレーション」の頃から男性…

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

目黒シネマで。クエンティン・タランティーノ監督。2019年。171分のエクステンデッド・カット。 「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)で興味を失ってしまったのか、「ヘイトフル・エイト」(2015年)以降は未見のクエンティン・タランティー…

「白い巨塔」

NHK-BSプレミアムで9月29日放送。山本薩夫監督。1966年。 「半沢直樹」って「白い巨塔」だったんだという発見。 昭和の脂ぎった中年男性の味わい。東野英治郎も良いけど、なんといっても小沢栄太郎が最高。下條正巳は今となっては団子屋の主人…

東浩紀「訂正可能性の哲学」

「ゲンロン12」「ゲンロン13」を既読だったせいか、いまひとつ盛り上がれなかった。 手元に届いている最新号「ゲンロン15」を読もう。

「文藝別冊-総特集:望月ミネタロウ」

こんなものが出るんだ!といそいそと予約して楽しみに待っていたものがようやく到着。 作中に出てくるバイクや靴の紹介、仕事部屋の光景、私物のSR400の写真、何よりも作者ロングインタビューと、ずっとこういうものが読みたかったんだよと涙が出そう。…

「選択12月号」

「二つの戦争」米国の大罪-無力な傍観者「老バイデン」 荒れる「コーカサス」の地政学-二つの戦争を左右する「要衝」に ガザ紛争の黒幕「カタール」-中東混乱を煽る「異形の小国」 尹錫悦も早々に「死に体」か-日韓関係「逆回転」の暗雲 財務省「岸田倒…

川井俊夫「金は払う、冒険は愉快だ」

図書館活用。素粒社noteでの連載がすこぶる面白かったので。 書き下ろし分も楽しかった。私小説といいつつどこまでが実体験なのか。 テキストサイト時代の文章をまとめた電子書籍「羽虫」も時間があればトライしたい。

堀田あきお&かよ「手塚治虫アシスタントの食卓(1)~(2)」

図書館活用。X/twitterで見かけて興味をもったもの。 「食」のコンセプトはぶんか社の企画ものに乗った形なのか、あまり座りが良いとも思えないものの、元アシスタントが語る貴重な手塚エピソード集。 画風が大変に好み。もし「ブラック・ジャック創作秘話…

「レコード・コレクターズ12月号」

メモ Jimi Hendrix Experience「Live At The Hollywood Bowl: August 18, 1967」

山田宏一「増補:友よ映画よ-わがヌーヴェル・ヴァーグ誌」

小西康陽 「僕は散歩と雑学が好きだった。小西康陽のコラム1993−2008」収録の「表現すること以外に世界とコミュニケイトする方法が見つからずにいる-若くて絶望した人たちに。」(=本書の解説)を読んで気になった作品(もう14年前。絶句)。「…

「無法松の一生」

NHK-BSプレミアムで8月31日放送。稲垣浩監督。1943年。4Kデジタル修復版。 検閲で比較的肝心なところがオミットされているのに「こんなにほめられていいのかしらと思うぐらい」好評だったというのは阪妻の力なのか。リベンジの1958年版(…

Ariana Grande「Christmas Kisses」

GAPの店内BGMでかかっていた「♫Love is all we need, all we need is love」という歌が妙に耳に残ったため検索したところ、ケイティ・ペリー「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」(2021年のGAPの年末キャンペーン曲。紛らわしい)に邪魔されつ…

「選択11月号」

メモ 中東再編「イスラエルの狡猾」-仕組まれた「ハマス奇襲」の裏側 北朝鮮を肥やす「戦争特需」-ロシア・ハマス「軍事支援」が活路に 「外交の岸田」勘違いの暴走-支持率回復狙いで何をやるか 岸田自民に「カネの大醜聞」-解散絶望「政権瓦解」の剣ヶ…

ハン角斉「67歳の新人−ハン角斉短編集」

ヒコロヒーが毎日新聞で紹介していた作品。 「案山子峠」や「模様」など意図が分からなくて困惑するものの、「親父のブルース」と「眠りに就く時」は文句なしに面白い。 著者の紹介記事も発見。 www.nhk.or.jp

岩瀬利郎「発達障害の人が見ている世界」

図書館活用。コメント割愛。

菊地成孔「戒厳令下の新宿:菊地成孔のコロナ日記2020.6-2023.1」

図書館活用。 ニコニコのビュロー菊地チャンネルの日記の書籍化。理由はよくわからないもののあまり興味深く読めなかった。 坂田明にからまれたエピソードは生々しくて示唆的でインパクトがあった。

「レコード・コレクターズ11月号」

メモ Various Artists「Yebo! Mzansi Dance & Party Music in Apartheid's Twilight Years」

「怪物」

早稲田松竹で。是枝裕和監督。坂元裕二脚本。2023年。 ちょっとあざとくて陳腐で感心できなかった。

山本周五郎「小説 日本婦道記」

山本周五郎初期の代表作。読切連作として31編書かれた作品のうち本人が選んだ11編。 「日本女性の美しさは、その連れそっている夫も気づかないというところに非常に美しくあらわれる」という美学自体がさすがに古めかしくて素直に感動するのは難しい。 …

「オブリビオン」

NHK-BSプレミアムで8月7日放送。ジョセフ・コシンスキー監督。2013年。 取ってつけたような戦闘シーンや必要以上に壮大さを醸し出そうとする音楽とか、全体の印象がチグハグではあるもののアイデアは面白い。 あのラストで腹落ちして心が動く人…

「選択10月号」

メモ 親中露「ローマ教皇」は大丈夫か-バチカン外交に不安なウクライナ 台湾半導体「中国技術漏洩」の深謀-対中技術封鎖の意外な「穴」 岸田人事「失敗」の代償-ばら撒かれた「怨恨の火種」 武見厚労相に日本医師会の「失望」-診療・介護報酬改定は財務…

三浦英之「太陽の子-日本がアフリカに置き去りにした秘密」

図書館活用。新潮ドキュメント賞か何かの受賞で話題になっていたのを目にして図書館に予約を入れていたのを忘れていた。 「世界中によくある問題の一つ」と理解していながら、信憑性の怪しい「嬰児殺し」の話題で引っ張り、結局は「世界中によくある問題の一…