吉田秋生「河よりも長くゆるやかに」

昔から興味があったもの。特にきっかけもなく購入。シリアスな現実の上に繰り広げられるコミカルで無為な青春に時折挟み込んでくるリリカルな情景が妙味。 本作が1983年、望月峯太郎「バタアシ金魚」が1985年、土田世紀「未成年」が1986年。通底…

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」

NHK-BSプレミアムで3月17日放送。クリストファー・マッカリー監督。2015年。 シリーズ5作目。ストーリーの大枠(シンジケート)が全然頭に入ってこなくて気持ち良く観られない。 ヒロンインのレベッカ・ファーガソンがスペシャルな魅力を感じ…

売払い

カール・マルクス「ルイ・ボナパルトのブリュメール18日」 水道橋博士「藝人春秋2-ハカセより愛をこめて」 水道橋博士「藝人春秋3-死ぬのは奴らだ」 スチャダラパー「大余談」 「kotoba47 特集ゴッドファーザー」 岩明均「寄生獣<完全版>(1…

「レコード・コレクターズ5月号」

メモ Neil Young「Royce Hall 1971」 Neil Young「Dorothy Chandler Pavilion 1971」 Neil Young「Citizen Kane Jr. Blues (Live At The Bottom Line)」 Colin Blunstone「One Year (50th Anniversary Edition)」 Sam & Dave「The Soul Classics」 Various A…

「キッド」

NHK-BSプレミアムで1月13日放送。チャーリー・チャップリン監督。1921年(チャップリン自身による音楽付きの1971年版)。 ジャッキー・クーガンの破壊的な可愛さ。チャップリンばりに3回離婚、4回結婚しているのも驚きですが、後年「アダ…

プラトン「ソクラテスの弁明」

東浩紀「ゆるく考える」を読んでソクラテスのポピュリズムによる死(「おまえはなんかあやしい、嫌なことをいう、みんなの空気に水を差す、だから死ね」)に興味を持ったもの。東浩紀曰く「もっとも心を打つのは、彼が論理では勝てないことをよく承知し、そ…

「選択4月号」

メモ ロシア情報機関に「反乱」の兆候-緊張高まる「プーチンの身辺」 国際法廷はプーチンを裁けるか-捜査着手で高まる期待と不安 世界で激変「資源地政学」-この危機に戦略なき岸田政権 中国「ゼロコロナ政策」の自縄自縛-国家停滞で揺れる習近平体制 安…

「kotoba47 特集ゴッドファーザー」

書店でサラッと開いた内田樹「『ゴッドファーザー』と『北の国から』」が面白かったので購入。ディズニーシーでアトラクションの待ち時間に読了。 内田樹「『北の国から』は、家族というのはついにお互いを理解し合うことはないものだという痛ましい真理を、…

スチャダラパー「大余談」

年始に書店で見かけて、気軽に読めるものをと思って購入したものの、忙しすぎて全然読めなかった。 めちゃくちゃ内輪の雑談が一番面白く(電気グルーヴ、井上三太、川辺ヒロシ、藤原ヒロシ)、次に他流試合(五味太郎、都築響一)。尊敬する先達等、程々の距…

「ウォール街」

NHK-BSプレミアムで1月11日放送。オリバー・ストーン監督。1987年。 金融資本主義批判のつもりが、ゴードン・ゲッコーの振り切れたキャラクターが格好良すぎたというバランス崩壊作品。 マーティンとチャーリー・シーンの父子共演。「地獄の黙…

大友克洋「OTOMO THE COMPLETE WORKS 2: BOOGIE WOOGIE WALTZ」

待ちに待った大友克洋全集。 初期作品はアメリカン・ニューシネマの強い影響と言われることが多いですが、本人曰く「マンガというよりなんかATGのアート作品みたいな方向」「特に影響されたのは今村昌平の『豚と軍艦』で、この頃の作品にチンピラとかやく…

Various Artists「なにもかも飽きてしまった レディメイド未来の音楽シリーズCDブック編05」

シリーズ1作目でハッときて、2~4作目にかけて少しずつ関心を失いつつありましたが、最終作がまた良い感じ。曰く「何も考えていない人たちによる肩の凝らない音楽。何もかも飽きてしまった音楽愛好家には、格好の箸休め。軽い音楽とお笑いの時間」。 選曲…

岩明均「寄生獣<完全版>(1)~(8)」

絵柄が苦手でスルーしてきた作品にふと思いついて古本でチャレンジ。 傑作との誉れ高いですがあまり感心しなかった。メッセージ性も浅薄。

「レコード・コレクターズ4月号」

メモ Various Artists「The Birth of Funk: Low Down and Dirty」

「選択3月号」

メモ プーチン「密室会議」が生む恐怖-ウクライナ暴挙の「四悪人」 日台関係を揺るがす「TPP問題」-岸田政権は蔡英文を見捨てるのか 国家安全保障局の「機能不全」-発足8年で「無用の長物」に 岸田「媚ロシア外交」の国恥-米欧の逆を行く「軟弱路線…

土田世紀「未成年<愛蔵版>」

松本大洋のバイブル。「ぼくはツッチーの『未成年』に影響を受けて、『青い春』を描いたりしました」とのことですが、「青い春」(1993年)だけではなく、古泉智浩「ジンバルロック」(1998年~)も想起しました。田舎のヤンキーの無為な青春。空回…

村上春樹「猫を棄てる-父親について語るとき」

図書館活用。興味深い家族史ではあるものの、何だかよく分からない読後感。 捨てられた猫と口減らしで奈良の寺に出された父の反復構造など、明け透けで冴えない。

土田世紀「雲出づるところ<愛蔵版>」

物哀しいけどありきたりなエピソードの積み重ねと「私何のために生まれてきたの?」という陳腐な問いで食傷気味になるものの、「虫も魚も鳥も樹もバラバラじゃない、きっとひとつのものからできてるんだよ。大きな大きなひとつの命をわけあっていきてるんだ…

「フィールド・オブ・ドリームス」

NHK-BSプレミアムで8月30日放送。フィル・アルデン・ロビンソン監督。1989年。 ずっとスルーしてきましたが、オードリールートからの再発見。 お告げでドライヴしていくスピリチュアルな展開に面食らいますが、中年の危機、父と息子、破れた夢…

「レコード・コレクターズ3月号」

メモ Various Artistsa「This is Lowrider Soul vol.2」

「アンダーグラウンド」

NHK-BSプレミアムで8月26日放送。エミール・クストリッツァ監督。1995年。 なにはともあれ劇中で演奏される狂騒的なブラスバンドのインパクトが絶大。チョチェク/ジプシー・ブラスというバルカン半島で19世紀頃興った音楽のジャンルがあるよ…

「レコード・コレクターズ2月号」

メモ Muddy Waters and his Band「Live in Loas Angeles 1954」 Various Artists「Summer of Soul (...or, When the Revolution could not be Televised) Original Motion Picture Soundtrack」 Various Artists「Soul on the Real Side #12」 Various Artis…

「我等の生涯の最良の年」

NHK-BSプレミアムで8月12日放送。ウィリアム・ワイラー監督。1946年。 復員軍人が社会復帰に苦労する話。「タクシー・ドライバー」の先駆けですが、3人の同郷の軍人を配置したのがナイスアイデア。 舞台は架空の都市ブーンシティですが、モデ…

「選択2月号」

メモ 岸田を囲む「静かな敵意」-順調政権の裏で絡まる人間模様 政界スキャン(444)岸田の右腕「木原誠二」の限界 参院選で「大揉め」の自公連立-「相互推薦」巡り憤懣の創価学会 三菱商事「洋上風力総取り」の裏事情-「安値落札」に恨み骨髄の面々 ぶ…

「花のあと」

NHK-BSプレミアムで8月24日放送。中西健二監督。2010年。 一時期、雨後の筍のように連発された藤沢周平原作の映画化。あまりに少女漫画的なメロドラマ作法な演出に滅入る。 宮尾俊太郎と甲本雅裕のキャスティングには妙味。日本髪の北川景子の…

小暮淳「群馬の小さな温泉」「新・ぐんまの源泉一軒宿」

安住紳一郎が「日曜天国」で紹介していた小暮淳による群馬の温泉ガイドを2冊入手。曰く「私はこの小暮淳さんという人を『師匠』と呼んでますから」「ボロボロになるくらいまで読み込んで」「いつか小暮淳さんに会いたいなと思ってるんですけど」。 写真が微…

「ミッドナイト・イン・パリ」

NHK-BSプレミアムで7月29日放送。ウディ・アレン監督。2011年。 94分の小品。ウディ・アレンが考える映画というもののコンセプトが好ましい。AB面各23分のLPアルバムの好ましさと同類。ラストもとても良い塩梅。 寓話としての意味合い…

春風亭昇太/桃月庵白酒/柳家喬太郎/立川生志/林家正蔵他「十八番の噺-落語家が愛でる噺の話」

図書館活用。 春風亭昇太の名刺代わりの噺が「ストレスの海」とは知らなかった。 桃月庵白酒のルックスにそぐわぬクールさに驚き。「いちばん好きなコメディは『ブルース・ブラザーズ』って言ってるんですけど、『松曳き』には『サタデー・ナイト・ライブ』…

「許されざる者」

NHK-BSプレミアムで7月23日放送。クリント・イーストウッド監督。1992年。 ストーリーとしては微妙なところが多々あって、そこがリアルでもあるものの、最後はスカッと敵討ちを果たして生き延びて事業でも成功するというアンビバレンス。 とは…

「選択1月号」

メモ 米IT業界を制覇するインド出身者-人材大国が生む秀才CEOが続々 イスラエル「スパイ産業」の獰猛-世界の要人のスマホも「丸裸」に マカオ「カジノ摘発」で狙う獲物-習近平の粛正は新局面へ 習近平「デジタル強国化」の驚異-対中包囲網「突破」…