- NHK−BSプレミアムで4月4日放送。クリストファー・ノーラン監督。2006年。
- 深く考え始めると、「?」となる部分もあるのですが、スリリングで刺激的で、観終わった後もしばし反芻してしまいます。世紀末ロンドンの雰囲気も良いです。
- 「?」となる最たるポイントはやはりニコラ・テスラのあの機械。テキストなら適度にミステリアスになる気がしますが、映像にするとギミック感があまりに強い。
- ファロンとボーデンが私生活で入れ替わる必要性があったのか?というのも、ちょっと考えてもよく分からないポイント。
- 初見では、保険としてキープされていたアンジャーのコピーが出てきてファロンを殺すという、更なるどんでん返しがあるかなと思いました。
- ファロン/ボーデンには、コピー説と双子説があるようですが、個人的には(しばし考えた結果として)後者を支持。
- ボーデンとサラの出会いの場面で、サラの甥が「さっきの鳥は?」と言う台詞は、原語では「But where is his brother?」となっていて、ファロン/ボーデン双子説の伏線となっているようです。そういう意味ではあまり上手い字幕ではないかもしれません。
- サラ=レベッカ・ホール=「それでも恋するバルセロナ」(2008年)のヴィッキー=「ザ・タウン」(2010年)のクレア。