2014-09-21 坂村健 「毛沢東の赤ワイン−電脳建築家、世界を食べる」 本 菊地成孔が「物凄い面白い」「『生まれた時からアルデンテ』よりずっと面白い」と紹介していたアイテム。 特に大陸ヨーロッパで「4、5時間にわたり食事をしてお酒を飲」む際などに、連続的に耐えられるネタとしての食の蘊蓄集。 文章上の芸や知的な捻りの類いはあまりありませんが、徹底的に体験に基づいているところが最大の魅力。写真も豊富で楽しいです。 標題にもなっている毛沢東の赤ワインと、インドの金持ちのエビアンのプールのエピソードはちょっとインパクトありました。 ロンドン、サヴォイ・ホテルのアメリカン・バーでサヴォイ・タンゴを頼んだエピソードも趣があって後を引きます。