「新・平家物語」

映画

ＮＨＫ−ＢＳプレミアムで２月９日放送。溝口健二監督。１９５５年。

吉川英治の原作を映画化した３部作のうちの第１作。第２作が「新・平家物語−義仲をめぐる三人の女」（衣笠貞之助監督）、第３作が「新・平家物語−静と義経」（島耕二監督）。

神輿に矢を射る件は「平家物語」にあったような気がするけど平清盛だったっけ？と調べてみたら、吉川英治の創作とのこと。史実において、建久二年の強訴（１１９１年）で（神輿ではなく）神鏡を破壊してしまったのは佐々木定重。

ストーリーはともかく、セットや群衆シーンなど絢爛で説得力がありました。

松明を持って押し寄せる僧兵の大群の印象的なシーンは手塚治虫「火の鳥・乱世編」にも影響を与えているはず。