- ポール・セロー「鉄道大バザール」や「ダーク・スター・サファリ」、四方田犬彦「モロッコ流謫」、阿川弘之「お早く御乗車ねがいます」など、紀行ものも読みたいものがいくつか積んであるし、今月21日には村上春樹「ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集」も発売になるしと悩ましいところでしたが、はっちゃけた表紙とタイトル、そして高野秀行の「日本冒険界の奇書中の奇書」という評に堪えきれず購入。
- 参加するに至る動機や経緯など、そこをもっと詳しく書かないとというところまで非常にあっさりしていて、女性的と言えなくもないでしょうが、読み物として正直物足りない。
- 再刊に峠恵子と角幡唯介の対談が追加されていて、重層的、立体的な膨らみも出てきますが、一番凄絶なのが書き下ろし原稿「冒険のその後−人生の大冒険」。とんでもない内容でした。