ニコルソン・ベイカー「中二階」

中二階 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

  • 岸本佐知子「気になる部分」で紹介されていて興味をもった作品。曰く、
  • 「かりに、読む人のうちに普遍的な共感を呼び起こすのが文学であるとするならば、なにも愛や死、生、戦争といった壮大なテーマを扱うだけが文学ではない、靴ひもや牛乳の紙カートンやホチキスでだって、立派に面白い文学は書ける-ということを、ベイカーはこの一作であざやかに証明してみせたのである」
  • 「読んでみると、それは、“小説はかくあるべし”という固定観念をあっさりくつがえしてしまうようなユニークな作品で、私はまったく度胆を抜かれ、そして一ぺんで魅了されてしまった」
  • 間違いなく斬新ではあるのですが、今自分が求めるものとは激しく乖離。