- 村上春樹期間限定公式サイト「村上さんのところ」で、「ポール・セロー(セルー)の『鉄道大バザール』(阿川弘之訳)は旅行記の古典になっています。とても面白いですよ。もしまだお読みになっていなかったら、お薦めします。『でもさ、あの長い旅行から帰ってきたら、留守中に女房が浮気しているのがわかってね、それで離婚したんだ。参ったよ』とポールがこのあいだ打ち明けてくれました。旅行記を書くのも大変ですよね」と紹介されていて即座に購入していたもの。
- 意外にシニカルでクールな鉄道旅で、波瀾万丈の冒険や怒濤の異聞見聞でグイグイ読ませるというものではなく、それなりに楽しく読みはしましたが、個人的に旅行記に求めるものからはちょっと外れるかも。
- 帰路シベリア鉄道の旅に倦んだ沈鬱な感じは印象的でした。