- 図書館活用。絶版で入手しにくいコミックが図書館で借りられてとてもナイス。
- コンパクトにまとまっていて、これは「AKIRA」超えているのでは。という驚きにピンポイントなのが「三原勇希 × 田中宗一郎 POP LIFE: The Podcast #067 大友克洋作品なら『AKIRA』より『童夢』? Guests: 西村ツチカ&夏目知幸」。
- 「『AKIRA』が本当に面白いのは1~2巻ぐらいまで」、「終盤は絵柄もキレイになりすぎてくる」、「自己模倣・マニエリスムになっているのでは」等々、思わず膝を打つ指摘が多数。「AKIRA」はインディペンデンス系の映画監督が鳴り物入りでハリウッド超大作デビューのようなもの、斜めのコマ割や集中線の多様もマス受けの派手さ狙い、主人公が暴走族なのはヤンマガ読者層への対応等の話もやたら面白い。
- 「童夢」については「『これで世界のすべてが書けるぞ!』という全能感を西村ツチカに与えた大友作品の三次元的な感覚」という漫画界を刷新した画力もさることながら、痴呆症の超能力者と幼女が巨大団地を舞台にサイキックバトルという設定も飛び抜けて格好良い。普通じゃない。
- 初期作品の絶版状態はどうにかならないものか。講談社が全集を出すというプロジェクトもあるようですが、本当に出るのだろうか。