- BSテレ東で4月25日放送。小林俊一監督。1970年。シリーズ第4作。
- 「脚本は山田洋次、宮崎晃。監督はフジテレビ版『男はつらいよ』の演出を担当した小林俊一」「この映画は<ロケ先>がない。柴又ロケだけだ。いかにあわただしく作られたかがわかるだろう」「地方ロケがないせいもあって、この映画はいかにもテレビ的、テレビドラマ風である」との小林信彦評。
- 「三作目、四作目は脚本だけ書いて森崎東さんと小林俊一さんに監督を頼んだ。ところが出来上がった映画がどうしても納得いかない。良い悪いではない。寅さんのにおいがしない。このまま終わらせるのは忍びなく、もういっぺんぼくが撮って終わりにしようと第五作『望郷篇』を作った」とは山田洋次談。
- オープニング主題歌は耳馴染みのない歌詞(「どうせオイラは底抜けバケツ、分かっちゃいるんだ妹よ。入れたつもりがすとんのポンで、何もせぬよりまだ悪い。それでも男の夢だけは、何で忘れて、何で忘れているものか、いるものか」)。ハワイ旅行の件には確かな既視感はあるものの、ヤング栗原小巻のヒロインに見覚えなし。不思議な感覚。