柳家喬太郎「柳家喬太郎バラエティブック」

柳家喬太郎バラエティブック (東京かわら版新書)

  • 図書館活用。去年の3月に予約していたもので、喜び勇んで読んでみたもののいまいち面白くない。慎重な性格の人なのか、深く突っ込んだ芸談や腹を割った内心の吐露はほとんどしていない印象。
  • もうちょっと判型が大きいと嬉しい。活字が小さすぎて目が痛む。
  • 柳家さん喬柳家喬太郎「なぜ柳家さん喬柳家喬太郎の師匠なのか?」でいまひとつピンとこなかった入門前のあれこれが分かったのは収穫。日大落研時代に既に「欽ドン!」(良い下宿人悪い下宿人普通の下宿人)に出ていて、原宿の路上で落語をしている記事がNumberに載っていたり、入門前にNHKに取材されていたりと、かなり有名だった様子。
  • 「今思うと顔から火が出るんですが、二ツ目でここに出演して、『こんばんは、落語特選会の時間です。国立小劇場からお送りしています。出演者は柳家喬太郎、演目は「松竹梅」です。さあ、これはどういう噺ですか』っていうのをマクラでふってその後コマーシャルと称してですね、『やっぱりキッチンいなばは美味しいね』とかコマーシャルを2つ3つやって、本編に入ったら当時のプロデューサーの白井さんが、ウジ虫を見るような目で僕を見ていたことがありました。そんな負の思い出がたくさんございます」という落語研究会の思い出話が可笑しい。
  • 図書館には音源が全然ないのが残念。「寄席で演れるような小ネタを増やしたい。スタンダードの古典を奇を衒わずに喋って、お客様が喜んで下さるような底力をつけたい」とのことなので、ネットでいくつか古典を聴いているととても楽しい。

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柳家喬太郎【寿限無】


落語 「 饅頭こわい 」 柳家喬太郎