「男はつらいよ-寅次郎の告白」

男はつらいよ 寅次郎の告白 HDリマスター版(第44作)

  • BSテレ東で2月6日放送。山田洋次監督。1991年。見逃していたシリーズ第44作。
  • 吉田日出子に「つまんなかった。あれだったら監督と喧嘩してでも、自分のやりたいようにやればよかった」と酷評された作品ですが、寅次郎・満男・泉の旅先での邂逅、クライマックスでの徳永英明、正月のアポなし訪問とこの時期の定番。自分から逃げておいて「おじさんとっても可哀そうでした」という要領を得ない総括もシリーズ後期の定番。
  • 渥美清の生え際がギョッとするほど後退。唇の色も人工的で体調悪そう。冒頭の夢パートも語りだけ、吉田日出子との件も過去の思い出だけと出番も限定。
  • それでも「月がとっても青いから遠回りして帰ろう」からのアリアは良い調子。「アイ・ラヴ・ユー」が異常に笑える。
  • タコ社長が定年の60歳引き上げに言及。55歳で退職なんて隔世の感。
  • 「腰巻でも買って贈ってやるか」という寅次郎のセリフに驚き。母親(ミヤコ蝶々)はまだ生きているという設定だったのか。
  • ラストの花馬奉納が良い雰囲気。見てみたくなりますが、安弘見神社なのか坂下神社なのか。ロケしたのは安弘見神社の杵振り花馬祭りでしょうか。