- NHK-BSプレミアムで3月22日放送。ジョン・ヒューストン監督。1948年。
- 原作からどれぐらい変更しているのか分かりませんが、よく練られたシナリオで感服。池の水面に映りこんでくる山賊などの演出も格好良い。純粋に堪能しました。
- 冒頭でハンフリー・ボガードに3回お金をせびられているのが監督・ジョン・ヒューストン。息子ヒューストンの監督映画に父親ウォルターが出演する形。
- 闇落ちハンフリー・ボガートも面白いですが、ウォルター・ヒューストンの喰えない山師が最高。淀川長治の「アイドル・ナンバーワン」で「もう最高に好きだね。ウォルター・ヒューストンが出てるだけで、体が震えるぐらい(笑)」だそうです。
- 印象的なラストは「シュトロハイムの『グリード』なんかが先にあって(中略)あれがちょっとジョン・ヒューストンの『黄金』につながってるのね」(淀川長治)とのこと。