- フジテレビで8月28日放送。リドリー・スコット監督。2001年。
- 当時のモガディシュの様子がビジュアルで再現されているだけでも一見の価値あり。他方で、局地戦の位置取りなどは今ひとつ理解しにくい。
- 戦術的失敗とヒロイズム信仰がどちらにフォーカスするでもなく並列されているのは誠実というか微妙というか。最精鋭の特殊部隊が秘密作戦で生じた犠牲に対し「no one left behind」の考え方がここまで硬直的・情緒的に運用されているものなのだろうか。
- モガディシュの戦闘(1993年)の時点では世界の警察であった米国が、その意義を自問する内向き志向はこの時点で既に始まっているのかも。911テロとアフガニスタン紛争の2001年に作られたというのも趣深い。
- マーク・ボウデンの原作の方が視座が広くて面白そうな気はしますが、あまりにドッシリとした上下巻で手が出しにくい。