- シリーズ1作目でハッときて、2~4作目にかけて少しずつ関心を失いつつありましたが、最終作がまた良い感じ。曰く「何も考えていない人たちによる肩の凝らない音楽。何もかも飽きてしまった音楽愛好家には、格好の箸休め。軽い音楽とお笑いの時間」。
- 選曲のヴァラエティやバランスが良く、総じて良い塩梅で無限に聴いていられますが、「ロックンロールのあとにひととき流行したフォークソングの影響を感じる優しく親しみやすい曲を、ユニゾン・コーラスでソフトに歌うレコード」の魅力はいまひとつ理解し難い。
- ウディ・ガスリーが「アメリカ共産党の熱心なシンパ」で「党の主張を広めるための歌作りに、心血を注いだ」一方で、「あきれるほどにちゃらんぽらんな人間だったことから、アメリカ共産党はウディを『問題のある人物』として、最後まで党員証を与えなかった」という話も面白い(大江田信)。