大竹聡「ずぶ六の四季」

ずぶ六の四季

  • 図書館活用。本の雑誌社の試し読み公開なぎら健壱の紹介文に惹かれて発売直後に予約。
  • 牧野伊三夫による想画と題字が最高。書き文字の魅力。
  • なぎら健壱の語る通り老成したのか、おちょけすぎず気取りすぎずの程よいトーン。見開き2ページの短い章立ても絶妙で、代わり映えのない断章でも延々と楽しめる。週刊ポストに連載されていたというのが意外。
  • 「最近酒が続いたからとか、ちょっとカネが苦しいとか、そのような事情で飲むか飲まぬか躊躇うくらいなら、迷うことなし、飲め飲め、と勧めたいのである」という大らかさが良い。
  • 野方のもつ焼きの名店とはやはり秋元屋のことなんだろうな。行ってみたい。
  • こんなものを読んでいるとその間は毎日呑んでしまう。