長谷川博一「追憶の泰安洋行-細野晴臣が76年に残した名盤の深層を探る」

追憶の泰安洋行 細野晴臣が76年に残した名盤の深層を探る (ミュージック・マガジンの本)

  • 図書館活用。「レコード・コレクターズ」での連載(2016年7月号〜2018年11月号)を書籍化したもの。
  • 著者は「泰安洋行」の強烈なファンで、連載終了から書籍化までの間に亡くなられたという畢生の一作。
  • 死者に鞭打つようではあるものの思いの外つまらなかった。細野晴臣がいみじくも「強いロマンチシズムとぼくへのエールを感じた」と評していますが、思い入ればかりが空回りしていて知見の広がりや考察の深さが足りない印象。
  • そこまで強烈なファンなのでであればせめて細野晴臣本人へのインタビューぐらいはもう少し面白くならなかったものか。