- NHK-BSプレミアムで10月27日放送。ロバート・ロッセン監督。1961年。
- 「人間にとって勝利とは、敗北とは何かを問い掛けた作品」「エディが一人の人間として生きようとするために越えなければならない試練の物語」「本作品の主題はエディのサラへの愛情と自己破壊願望のせめぎあい」といった側面は全くうまく機能していない印象で、134分が長く感じられる。
- 弱点を補うのはジャッキー・グリーソンとジョージ・C・スコットの異常な格好良さ。ヒロイン絡みのパートをザックリ切り落として、麻雀放浪記みたいな世界にした方が良かったのでは。
- ジャッキー・グリーソンってオーケストラのリーダーじゃなかったっけ?と調べてみると本業はコメディアンで音楽でも成功したという感じの人のよう。
- バート・ゴードン(ジョージ・C・スコット)の格好良さは「ウォール街」のゴードン・ゲッコーを思い出させる。確信的な利己主義の野卑な魅力。
- オープニングとエンディングはスタイリッシュで格好良かった。