- 「文藝別冊-総特集:望月ミネタロウ」に刺激されて古書で購入。最終巻だけ未読だったという記憶。
- 今読むと「当時、ダニエル・クロウズとかアメリカのオルタナコミックが好きだったので、そのへんからの影響もあります」ということは理解できる。所謂「グラフィックノベル的な方向」。
- 「オチまで全部考えて描き始めたもの(中略)よく読んでもらうとわかるんですけど、仕掛けを入れすぎちゃったんですよね」と語るとおり、緻密に作意を積み重ねても物語が有機的に機能しなかったという印象。
- 「完璧な人生なんてない、この痛気持ちいい感覚こそが人生なんだ、と伝えたかったんですけどね」とのことでしたが、「バタアシ金魚」から受け取ったメッセージがまさにそれ。