2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「ジョイ・ラック・クラブ」

NHK-BSプレミアムで6月19日放送。ウェイン・ワン監督。1993年。 4人の母親同士の関係や、4組の母娘関係などは意外に描写が薄めですが、母親世代4人のエピソードがエキセントリックでグイグイ見てしまう。 前近代的な祖国から逃れ、自由と成…

「早春(デジタル修復版)」

NHK-BSプレミアムで6月14日放送。小津安二郎監督。1956年。 「東京物語」(1953年)の次作、「東京暮色」(1957年)の前作。 浮気からの夫婦再生よりは宮仕えの悲哀の比重が高め。設定こそ30代ですが、ミドルエイジ・クライシスから…

「レコード・コレクターズ5月号」

メモ 「Herb Alpert is ...」(映画) Matthew Sweet & Susanna Hoffs 「The Best of Under the Covers」 Freddie King 「Blues Journey」 Cortijo Y Su Combo 「Fiesta Boricua」 Cortijo Y Su Combo Con Ismael Rivera 「Bueno, Y Que...?」 Cortijo Y Su …

大崎善生「将棋の子」

「聖の青春」の著者が書いた奨励会のルポ。かなり前に購入してあったものですが、家庭内人口密度が高くて思ったほど読書が捗らない自宅待機に業を煮やし、リーダビリティが高そうな本作を手に。 紙一重で奇跡的に四段に昇段できた中座真(木村一基王位の名前…

オーローラ・クイート/クリスティーナ・モンテス「ガウディ完全ガイド」

図書館活用。彼が指揮した主要な作品は20を数える程度、という外周が分かったのは収穫。大判で写真も豊富。 伊東忠太に大谷光瑞がいたように、ガウディにもエウセビオ・グエルがいた。建築家が名を残すには太いパトロンが必要なのか。 どこまでがモデルニ…

「お茶漬けの味(デジタル修復版)」

NHK-BSプレミアムで5月27日放送。小津安二郎監督。1952年。 ラストの木暮実千代の心境変化もあまり腹落ちしないし、「インティメイトで、プリミティヴで」云々の佐分利信の台詞もとってつけたような感じ。散漫な印象。 淡島千景、上原葉子、津…

「選択4月号」

メモ 世界「コロナ恐慌」の暗黒-経済危機は「リーマン」以上に トランプ再選を阻む「感染爆発」-民主党「医療保険拡充」に高まる支持 世界規模「コロナ情報戦」の醜悪-嘘と謀略が容易に拡散する時代 アジアを襲う「害虫」異常発生-新感染症の次は「食糧…

浜美雪「落語家の了見」

アサ芸の週刊連載をまとめたものなので、浅く軽いテイスト。著者のテイストでもあるのかもしれませんが、インタヴュー素材に対して成果物が見劣る印象。 林家木久扇の入門の経緯とか、古今亭志ん輔の師匠(志ん朝)が降りてきた話とか、橘家圓蔵が語る桂文楽…

ユーディット・シャランスキー「奇妙な孤島の物語-私が行ったことのない、生涯行くこともないだろう50の島」

図書館活用。昔、ピトケアン諸島少女性的暴行事件関係の記事を読んでいて発見したアイテム。 一見、地図だけで写真ないのか!と驚くのですが、それこそがコンセプトで、「著者の遠い世界への想いを駆動力として調査され、まとめられたものであって、居間にい…

Sakerock「慰安旅行」

昔から関心があったサケロック。オリジナル・アルバムだと「ムダ」「サヨナラ」あたりが評価が高く、2枚組ベストもあり、悩んでいたところ。代表曲「慰安旅行」収録の本作が6曲(+シークレット)入りミニ・アルバムでちょうど良さそうだと判断。ジャケッ…