2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

トマス・ハリス 「ハンニバル・ライジング(上)(下)」

レクター博士シリーズ(「レッド・ドラゴン」〜「羊たちの沈黙」〜「ハンニバル」)を読んでいたのが2006年11月頃。本作を発売直後に店頭で入手したのが2007年4月頃。これ以上遅くなると永遠に読む機会を逃しそうな気がしたので、一念発起してや…

高島俊男 「中国の大盗賊・完全版」

高島俊男「しくじった皇帝たち」のモヤモヤ感を払拭するため購入。 予想に違わぬ面白さは以下の目次で伝わると思います。 序章:「盗賊」とはどういうものか 第1章:元祖盗賊皇帝−陳勝・劉邦 第2章:玉座に登った乞食坊主−朱元璋 第3章:人気は抜群われら…

アーシュラ・K・ル=グウィン 「ゲド戦記5−アースシーの風」

ゲド戦記もついに(現時点での)シリーズ最終作「アースシーの風」(原題は「The Other Wind」)、「晩年ゲド、太古の風の中で」。 2001年発表となるとグッとコンテンポラリーな感じ。 大分ファンタジー色が戻ってきて、人と竜の分割完了、アーキペラゴ…

「レコード・コレクターズ6月号」

メモ Steely Dan 「Pretzel Logic」(紙ジャケット/SHM−CD) Bill Evans & Jim Hall 「Intermodulation」 Rolling Stones 「Shine a Light: Original Soundtrack」

「選択5月号」

メモ 「人身売買」の中継地と化すルーマニア−EU統合の「最悪の副産物」 なぜ「ベルルスコーニ」を選ぶのか−イタリア3番目の資産家で「ほら吹き」 マレーシア政治の新たな夜明け−東南ア初の「二大政党制」が視野に 国際アジェンダ考(137)「『五輪と政…

さいとうたかを・さいとうプロダクション 「ゴルゴ13出生の秘密(1)(2)」

BEST13シリーズに続き、「ゴルゴ13出生の秘密」。 第1巻は「日本人・東研作」、「芹沢家殺人事件」、「毛沢東の遺言」、「禿鷹伝説」。「禿鷹伝説」以外は「リーダーズ・チョイス」に収録済み。 第2巻は「おろしや間諜伝説」、「蒼狼漂う果て」、…

広沢虎造 「清水次郎長伝−石松と身受山鎌太郎/石松と都鳥一家」

広沢虎造の清水次郎長伝、第9巻。 草津で身受山鎌太郎から預かった「香典の真似事」の百両を、遠州中の町で都鳥三兄弟に貸したら案の定返ってこない、というところまで。 「惜しい蕾は散りたがる」、「泣いて誉められたのは、お前さんと鶯ばっかりだ」、「…

カルヴィン・トムキンズ 「優雅な生活が最高の復讐である」

「Living well is the best revenge」というフレーズを本やら曲やらアルバムやらのタイトルでちょくちょく見かけますが、これの出典は何なのかと調べていてぶち当たったのが本書。 1920年代のフランスでスコット・フィッツジェラルド夫妻、ピカソ、コー…

さいとうたかを・さいとうプロダクション 「リーダーズ・チョイス BEST13 of ゴルゴ13」

BEST13シリーズも取り敢えずこれでお終いのリーダーズ・チョイス。大本命。 全話流石の面白さですが、第1位「日本人・東研作」のクライマックス、「・・・・・ここでは殺るな・・・・・」「ビシッ」というくだりが最高。 第9位「バイオニック・ソル…

レイモンド・チャンドラー 「ロング・グッドバイ」

昨年3月の発売直後にいそいそと購入しながら、積みっ放しだった村上春樹訳「長いお別れ」。ふと村上春樹「羊をめぐる冒険」をパラパラと拾い読みしていたところ、当然の帰結として手が伸びました。 元々好きな作品の一つでもあり、清水俊二訳「長いお別れ」…

さいとうたかを・さいとうプロダクション 「さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13」

著名人セレクションに引き続きさいとう・たかをセレクション。 随所にさいとうたかをの写真が掲載されているのですが、それを見ると劇河大介が想起されて仕方がない(「リアルまんがや!」)。顔の大きさとか絶妙。 「2万5千年の荒野」は「24」の状況そ…