2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「恋人までの距離」

NHK−BSプレミアムで4月18日放送。リチャード・リンクレイター監督。1995年。 ノーラ・エフロン/「恋人たちの予感」の影響圏なんでしょうか。始終2人の会話で進行。感情移入はあまりできませんが、舞台仕掛けはえらく洒落ています。 会話の内容…

小澤征爾 「ボクの音楽武者修行」

ふと小澤征爾・村上春樹「小澤征爾さんと、音楽について話をする」を再読したところ、やはり無類の面白さ。 もうちょっとこの人の話を読みたいと思って本書を購入してみましたが、全体的にかなりあっさりした記述で、特に音楽的な内容については食い足りませ…

山田清機 「東京タクシードライバー」

書店で平積みになっており、「夢破れても人生だ。夢破れてから、人生だ」「各紙、各誌、大絶賛の嵐!!!」という帯の惹句に乗せられて購入。 某食品大手の子会社の冷凍食品工場で月給12万円という酷薄な現実に比べると、現代日本のショーケースとしてはタ…

「ラルジャン」

NHK−BSプレミアムで4月25日放送。ロベール・ブレッソン監督。1983年。原作はトルストイ「にせ利札」。 黒沢清によれば、ラストシーンで群衆がジッと覗き込んで見ているのが21世紀の映画の「希望」なんだそうですが、そんなもんかなという程度…

佐藤雅子 「季節のうた」

書店で見かけて、カヴァー写真の雰囲気の良さに思わず購入。 父は海軍少将・竹内寛、夫は法制局長官・佐藤達夫というセレブ主婦。ですます調の品のある文章とハイセンスな内容に育ちの良さが滲み出ています。 その竹内寛。「軍人だった里の父は、行軍のとき…

ポール・ジョンソン 「チャーチル−不屈のリーダーシップ」

元々は春具「オランダ・ハーグより」で、「ひっきりなしに葉巻を吸い、深酒を好み、意地の悪さで知られるチャーチルは本来的には下品な男だった。にもかかわらず、強い信念と実行力が彼をスタイルの持ち主としていた、と(タキ・テオドラコプロスは)言うの…

みなもと太郎 「挑戦者たち<増補改訂版>」

帯に「自伝的風雲児外伝」とあるとおり、自伝的エッセイ漫画が中心でいささか拍子抜けでしたが、「風雲児外伝4」で既読だった「日本任侠史」以外は初見でもあり、ヴォリューム的には満足感あります。 「日本剣客伝」や「雑談新撰組・萌えよ剣」のような歴史…

柴田元幸「死んでいるからしら」

佐藤良明/柴田元幸「佐藤君と柴田君の逆襲」発売時に興味を持ったものの、その時点で佐藤良明/柴田元幸「佐藤君と柴田君」が入手不能だった消化不良感が残っていたところ、書店で見かけて購入。 単行本の刊行が1997年なので、なんといっても古い。何で…

「レコード・コレクターズ7月号」

メモ Various Artists 「The Sound of TK Disco -12 inch Choice for Boogie Generation」

御厨貴/芹川洋一 「日本政治ひざ打ち問答」

新聞の広告だか書評だかで見かけて購入。 御厨貴「知の格闘−掟破りの政治学講義」に比べるとややシャローな感は否めませんが、安倍現政権まで対象になっているぶん、リアルタイムな面白さはあります(「彼の最大の弱点は−彼自身が弱点と認識しているかはわか…

「選択6月号」

メモ アフリカの「癌」となったリビア−武器とテロをばら撒く「破綻国家」 中国金融制度「崩壊」の序章−共産党支配を脅かす「ネット預金」 土着権力の研究(38)鳥取県−石破二朗・茂親子 内閣法制局は官邸に「物申す」か−集団的自衛権で注目の「新長官」登…

林芳正・津村啓介 「国会議員の仕事−職業としての政治」

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