2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

山口‘Gucci’佳宏 「スカ・ディスク・ガイド−400 Fabulous Discs From Jamaican Oldies Music」

結局買いました。 やはりディープに聴きたければアナログをディグしろと、そういうことですか。 もしくはトロージャンの限定ボックスのシリーズを買い続けるか。 どっちも無理なのでヌルい姿勢のままで行くことにします。 25歳で自殺したスリム・スミスに…

開高健 「夏の闇」

忘れてしまいましたが何処かで激賞されていました。 個人的にはテレビの特別番組で釣りをしていた美食家の作家、という印象しかありません。 倦怠、喪失、異国、釣り、従軍。ヘミングウェイのフォロワーなんでしょうか。 「輝ける闇」もセットで抑えておくべ…

升田幸三 「名人に香車を引いた男−升田幸三自伝」

「升田幸三物語」が在庫切れだったのでこちらを。自伝というか記者による聞き書き。 ビンゴ!うははは、面白い、最高。 大山康晴からみた升田幸三像も読んでみたくなります。

リチャード・ブローティガン 「ビッグ・サーの南軍将軍」

どうにも今日ブローティガンを鑑賞するポイントが掴めません。 「西瓜糖の日々」も読んでみることにします。

ジョーゼフ・ヘラー 「キャッチ=22」

海外の空港の書店で良く見かけたため興味が。 日本での知名度はあまり高くないように思いますが、「Catch-22」という単語が英和辞典に載っている程有名な作品。 とっつきにくい感じがしていたのですが、読み始めてみれば全然そんなことありませんでした。無…

高島俊男 「水滸伝の世界」

水滸伝は中国白話文(口語文)文学の最高峰なんだから、粗筋だけで三国志なんかと比較するなと。 そう言われると漫画でお気楽に済ませて申し訳ない、と反省したくなりますが、翻訳を通した段階で魅力は損なわれると仰っております。 水滸伝研究において日本…

野田務 「ブラック・マシン・ミュージック−ディスコ、ハウス、デトロイト・テクノ」

「東京大学のアルバート・アイラー」推薦図書。 ハウスもテクノも全く聴かないですし、やたら大部ですし、高価ですし迷ったんですが。 これが面白い。デトロイト・テクノ聴こうかという勢いにさせる愛情溢れる一冊。 デリック・メイ、ジェフ・ミルズ、アンダ…

レコード・コレクターズ 6月号

チェックリスト Lightnin' Hopkins「Lightnin' and the Blues〜Complete Herald Singles」 原勝志監修「ローリング・ストーンズ海賊盤辞典」 Mick Taylor「Mick Taylor」 Marvin Gaye「The Real Thing in Performance 1964-1981」 Richard“Groove”Holmes「Wo…

庄司薫 「白鳥の歌なんか聞えない」

庄司薫4部作。発表順序では3作目、話中の時系列では2番目。 18歳にもなって(例え碩学であっても)殆ど面識の無かった近所の老人の死にここまで引きずり込まれるものかと。 出発点になる設定が腑に落ちなかったので最後まで馴染めなかったです。

Bennie Moten and His Kansas City Orchestra 「Moten Swing」

ベニー・モーテンのベスト盤。 映画「カンザスシティ」の世界を期待していたものの、10枚組ボックスにカンザスシティものがあまり収録されていなかったので(そもそも録音自体が少ないからしょうがないのですが)。 また、サントラで「ぐは格好良い」と震…

塩野七生 「ローマ人の物語(3)〜(5)−ハンニバル戦記」

唐突にハンニバル対スキピオが読みたいと思い立って。 塩野七生は何となく敬遠してましたが、他に選択肢もないので、という消極的選択。 ポエニ戦役の読み物として一般的なのか特異なのかは無知なのでサッパリ分からないですが、普通に面白かった。 中国だと…

Various Artists 「The Best of Dixieland Jazz(Disc 10)」

Louis Armstrong「Mahogany Hall Stomp」(1946) ルイ・アームストロングズ・アンド・ヒズ・ディキシーランド・セヴン名義。ロサンゼルス録音。 Eddie Condon「When Your Lover Has Gone」(1944) エディー・コンドン・アンド・ヒズ・オーケストラ名義。 Muggs…

Various Artists 「The Best of Dixieland Jazz(Disc 9)」

Bobby Hackett「Ja-Da」(1939) ボビー・ハケット・アンド・ヒズ・オーケストラ名義。 Sidney Bechet「Perdido Street Blues」(1940) ルイ・アームストロング・アンド・ヒズ・オーケストラ名義。 Sidney Bechet「Down In Honky-Tonk Town」(1940) ルイ・アー…

Various Artists 「The Best of Dixieland Jazz(Disc 8)」

Sidney Bechet「Polka Dot Rag」(1934) ノーブル・シスル・アンド・ヒズ・インターナショナル・オーケストラ名義。トミー・ラドニアとのテイラー・ショップが上手くいかなくてシドニー・ベシェが復帰した時期。 Sidney Bechet「Really The Blues」(1938) ト…

「コットンクラブ」

映画「カンザスシティ」が好きでアーリー・ジャズ聴いているところなのであれば観ておこうかと。原案にはマリオ・プーヅォも加わっているようですし、音楽コンサルタントはジェリー・ウェクスラーですし。 なるほど。「ワン・フロム・ザ・ハート」で破産した…

売払い

ジェニファー・トス「モグラびと」 中村靖彦「農林族−田んぼのかげに票がある」 エリザベス・グルバート「巡礼者たち」 植島啓司「『頭が良い』って何だろう−名作パズル、ひらめきクイズで探る」 マリファナ・ハイ編集会「マリファナ・ハイ−意識を変えるモノ…

猿谷要 「ハワイ王朝最後の女王」

ハワイに行く前に書店で見かけてフラフラと購入したは良いものの、結局ハワイでも機内でも読まず、数年間放置してました。 あとがきによると「ハワイ王朝滅亡史のような概説を書くつもりは」なく、ファクトとフィクションを融合させた「ファクション」。 そ…

「チャーリーとチョコレート工場」

バートン節爆発。盟友ジョニー・デップと一緒にやりたい放題。 工場内はちょっとダレるような気もしますが、リスのカワイさでカヴァー。 「猿の惑星」で何か吹っ切れたんでしょうか。

Various Artists 「The Best of Dixieland Jazz(Disc 7)」

McKinney's Cotton Pickers「I Found A New Baby」(1929) 「ミレンバーグ・ジョイズ」録音時のメンバーから、ミルトン・シニア(クラリネット、アルトサックス)が抜けてジェイムズ・ホックスリー(クラリネット、アルトサックス)が入った編成。ニュージャ…

ジャック・ケッチャム 「ロード・キル」

気が付けば結構読んでいるジャック・ケッチャム。 ケッチャムらしからぬラストに拍子抜けしましたが、相変わらず最後まで一気に読ませます。 ウェインよりもハワードの方が怖かった。 不条理感のためか、ケッチャムを読み終わるとコーエン兄弟を思い出します…