2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

檀一雄 「わが百味真髄」

種村季弘「食物漫遊記」で引用されていた檀一雄の食物エッセイ。「わが百味真髄」からスタート。 料理好きになった由縁とその放浪癖との関係を分析する前書きでもう圧倒されますが、息子檀太郎氏の回想も凄いです。流石火宅の人。 「わけのしんのす」って凄…

Vladimir Horowitz 「Horowitz Plays Rachmaninoff」

ラフマニノフのピアノ協奏曲。2番に続いて3番。デイヴィッド・ヘルフゴッドでは面白くない(「シャイン」のサントラは持っている)ので、ホロヴィッツ/ライナー/RCAヴィクター交響楽団の1951年の録音で。 最初に聴くには癖がありすぎるチョイスの…

小林まこと 「柔道部物語(1)〜(7)」

ゴールデンウィーク用に購入したものの、思いの外早く届いてしまい、届いてしまったので読み始めてしまい、結局ゴールデンウィーク前に読了してしまいました。 「スラムダンク」同様、経験者でないと描けないであろう柔道の面白さや部活の楽しさがビシっと伝…

伊丹十三 「ヨーロッパ退屈日記」

何で読もうと思ったのか、悲しいかなつい先日のことがもう思い出せない。山口瞳繋がりだったか美食エッセイ繋がりだったか、多分そんなところ。それとも書店で見かけたんだったか。 伊丹十三=映画監督として認識している世代ですが、その前のハイブロウな文…

Steely Dan 「Gaucho」

「エイジャ」も「ナイトフライ」もかなり愛聴しているにも関わらず、スティーリー・ダン関連をどんどん聴き進もうと思わないのは何故だろう。ポジティヴに捉えれば、全体のアルバム数が限られているから大切に聴き進んでいると言えなくもない。 聴く前の印象…

「レコード・コレクターズ5月号」

メモ Various Artists 「The Complete Stax-Volt Singles 1959-1968」 Sly & the Family Stone 「A Whole New Thing」(デジタル・リマスター、ボーナス・トラック、紙ジャケ化) Sly & the Family Stone 「Dance to the Music」(デジタル・リマスター、ボ…

ガブリエル・ガルシア=マルケス 「百年の孤独」

絶好の読書シチュエーションのために取っておいたら、いつのまにか新訳が出てしまった「百年の孤独」。帯に虚しく踊る「全面改訳新装決定版」の文字(1999年時点での新訳)。 と思ったら「新訳」ではなくて単なる「新装」、かと思ったらそうでもなくて、チョ…

売払い

山本鈴美香 「エースをねらえ!(1)〜(10)」 新谷かおる 「エリア88(1)〜(13)」 唐沢なをき 「電脳なをさん(1)〜(3)」 200CD音楽史を聴く編集委員会編「200CD音楽史を聴く」

レコードコレクターズ増刊 「ジェイムズ・ブラウン−永遠のファンキー・プレジデント」

JB追悼ムック。あぁ本当に亡くなっちゃったんだなと改めてショック。来日時の写真を眺めつつ、生きている間に生で観ておいて良かったなとしみじみと感慨に耽ってしまいました。 お別れセレモニーのラストがダニー・レイのガウンかけだったのを読んだら涙腺…

Skatalites & Friends 「At Randy's」

「スカ・ディスク・ガイド−400 Fabulous Discs From Jamaican Oldies Music」で、「あのトップ・デックと並んでコレクターの間では評価の高いプロダクション、ランディーズにスカタライツが残した数ある7インチ・シングルの楽曲から構成された編集盤」「プ…

選択4月号

メモ 「米国は為替操作国」か−ヘッジファンドが総元締 イラン等へ輸出される中国の「ネット統制技術」 「財政慢性黒字国」カナダの教訓−予算の細部まで徹底的に削減 政界スキャン(連載266)−改憲へ一歩踏み出した安倍 早くも骨抜きの「天下り規制」−主犯…

桜玉吉 「御緩漫玉日記(1)〜(3)」

職場が変わって中々身を入れて読書ができませんが、漫画なら何とか読める状況。慣れるまではしょうがない。 という状況で読むのに適した作品では全くない(むしろ気が滅入る)ですが、「防衛」「幽玄」と読んだ者としては何はなくとも読んでしまいます。 で…