- ラフマニノフのピアノ協奏曲。2番に続いて3番。デイヴィッド・ヘルフゴッドでは面白くない(「シャイン」のサントラは持っている)ので、ホロヴィッツ/ライナー/RCAヴィクター交響楽団の1951年の録音で。
- 最初に聴くには癖がありすぎるチョイスのようで若干躊躇いましたが、無難なCD買ってもしょうがないので。
- これは沁みる。2番との違いは何なんだろう、と考えても映画「シャイン」の刷り込みぐらいしか考えられない。もうあの第1主題で涙腺が緩む。
- ヴィルトゥオージティーという言葉が想起される豪快にして華麗な演奏。非常に好もしい。
- とはいえ、曲としてはやはり2番も3番もそれ程好きではないのだと思います。このくどさが良いのだ、とはちょっと言えない。
- 1978年のズービン・メータ指揮、ニューヨーク・フィルとの3番がYouTubeで観ることができますが、ホロヴィッツのベタッと伸びた指が高速で動き回る様は圧巻、というか、別個の生命を持った変な虫みたいで気持ち悪いぐらい。