2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧
書店の夏休みフェア的なコーナーに平積みにされており、懐かしくてついつい購入。世代的に開高健は「テレビで釣りをしている人」です。 こういう作品を読むと釣りは素敵な趣味だなといつも思うのですが、実際にやる気にさせるだけの誘発力を持った作品に巡り…
サイモン・シン「フェルマーの最終定理」、高橋昌一郎「ゲーデルの哲学−不完全性定理と神の存在論」と、このところ数学ノンフィクションに面白いものが続きましたが、こういう出来事もあったとは知りませんでした。 世紀の難問「ポアンカレ予想」を解決しな…
人間国宝・桂米朝と言えば「百年目」。 米朝自らが一番難しい噺というだけあって、素晴らしく身の詰まった大ネタ。「至芸」という言葉を想起せざるを得ません。何度聴いてもクスッと笑えてジワッと感動します。 「目んない千鳥」とはなんのことか分かりませ…
ボリス・ヴィアン 「ボリス・ヴィアン全集3−うたかたの日々」 ジャン・ジュネ 「泥棒日記」 ジョルジュ・バタイユ 「マダム・エドワルダ」 A・ピエール・ド・マンディアルグ 「オートバイ」 チェ・ゲバラ 「ゲバラ日記」 スティーヴン・キング 「回想のビ…
未読本がかなり積み上がってきてしまったため、昨年7月にヘンリー・ミラー「北回帰線」を読了して以来の不良債権処理に挑もうかとも思ったのですが、それに費やす時間が突如としてバカバカしく感じられたことから、ボリス・ヴィアン「ボリス・ヴィアン全集…
デニス・ウィルソンというと「ライヴ・アット・ネヴワース・1980」における「ユー・アー・ソー・ビューティフル」の絶唱が印象に残っていますが、逆に言うとそれ以外は特に印象に残っていません。「サンフラワー」で4曲も作曲していたなんて全く意識し…
メモ Son House & Charley Patten 「The Legendary Delta Blues Sessions」のリイシューは、「同録音の中で05年に発見されるまで現存が確認されなかった『Clarksdale Moan』『Mississippi County Farm Blues』も収録した完全盤!」とのこと。ちょっと悔し…
江戸落語にまだまだ聴きたいものは山ほどあるのですが、少し上方に寄り道して、爆笑王・桂枝雀の代表作「代書」(と「いらちの愛宕詣り」)。 最初紙ケースを見たときにはお高くとまった仕様だと思いましたが、ライナーが丁寧(ネタの解説+速記)なのはやは…
メモ 「正統性」問われる旧ユーゴ戦犯法廷−主役カラジッチ登場で白日下に 揺らぐ欧州の「高率消費税」−大衆の忍耐が限界に 火が噴いたカフカス−「ユーラシアの十字路」グルジア トルコの「休戦」は束の間の小憩−「国是」名目の権力闘争本番はこれから 国際ア…
週に1回の入浴時にコツコツと読み進んでやっと読了。 読み方のせいで全体の印象は希薄ですが、「天声人語のネーミング的研究」は印象深かった(意外にも出自はハッキリしない)。 面白いことは間違いないのですが、同じようなテーマ(言葉の誤用)の短い文…