2014-01-01から1年間の記事一覧

売払い

楳図かずお 「漂流教室(1)〜(6)」 Neil Gaiman, Sam Kieth, Mike Dringenberg, Malcolm Jones III 「The Sandman vol.1: Preludes & Nocturnes」 小澤征爾 ・村上春樹「小澤征爾さんと、音楽について話をする」(単行本) 桜玉吉「漫喫漫玉日記深夜便…

「人生万歳!」

NHK−BSプレミアムで11月27日放送。ウディ・アレン監督。2009年。 ウディ・アレンらしくて観ている間はとにかく面白かったけれど、あまりにポジディヴで逆に落ち着きません。 この衒いのなさが老人力という気もします。

「お熱いのがお好き」

NHK−BSプレミアムで10月3日放送。ビリー・ワイルダー監督。1959年。 こういうウェルメイドなコメディーだったとは全く知らなかったので、過度な期待も先入観もなしに、非常に楽しめました。 マリリン・モンローではなくジャック・レモン(とトニ…

Various Artists 「kickin 7: T.K. Miami Mellow Mix」

TKについては、7月に購入したコンピレーション「サウンド・オブ・TK・ディスコ:12インチ・チョイス・フォー・ブギー・ジェネレーション」が(山下達郎は激賞にも関わらず)あまりピンとこなかったところですが、ブームが来ているのか、こんなコンピ…

「レコード・コレクターズ1月号」

メモ 大滝詠一 「Best Always」 Africa 「Music from "Lil Brown"」 Various Artists 「Free Soul. the treasure of West End」 Various Artists 「Free Soul. the treasure of Tabu」 Various Artists 「Free Soul Peace Island」

岡田斗司夫 FREEex 「オタクの息子に悩んでます−朝日新聞『悩みのるつぼ』より」

このところ風向きの悪い朝日新聞ですが、中島らも「明るい悩み相談室」や現在の「悩みのるつぼ」など、人生相談は強みの一つでしょうか。 「悩みのるつぼ」の中でも、岡田斗司夫回答分はブログで時折チェックしていたところ、書籍化されていると知って購入し…

Various Artists 「Cuban Jam Session under the direction of Julio Gutierrez vol.1 & 2」

レコード・コレクターズ9月号の山本幸洋のレヴューで興味を持って購入。曰く「制約にとらわれずジャム・セッションの良さを刻んだ名品も確かにあって、ジャズならマイルズ・デイヴィスの51年『ディグ』、キューバンなら56年の本盤が当初の代表作」、「…

「選択12月号」

メモ 安倍は「憲法改正」もやれない−高くつく解散の「代償」 「財務省」かく敗れたり−「再増税延期」官邸との暗闘の内幕 政界スキャン(358)−「ポスト安倍」が動き出した 「辺野古移転」官邸と沖縄の騙し合い−沖縄新知事はいつ「変節」するか 原発の「本…

「バス停留所」

NHK−BSプレミアムで10月10日放送。ジョシュア・ローガン監督。1956年。 マリリン・モンローがニューヨークのアクターズ・スタジオで演技のレッスンを受け、ハリウッドに復帰した作品とのこと。 構図としては望月峯太郎「バタアシ金魚」。ドン・…

F・スコット・フィッツジェラルド 「若者はみな悲しい」

光文社古典新訳文庫も一時期それなりの数を買い求めていましたが、未だ一冊も読んでいない状況。出張に持って行く本の1冊に混ぜ込むことにより半ば強引に消化。 世評の高い有名短編を集めた撰集ではなく、リアルタイムで発表された3冊目の自作撰集を新たに…

「ナイアガラ」

NHK−BSプレミアムで11月19日放送。ヘンリー・ハサウェイ監督。1953年。 マリリン・モンローが死んだ後からがクライマックスというところが今日的にはしんどいところ。関心が持続できません。 夫の殺害に成功したらベル・タワーで流すと愛人とモ…

楳図かずお 「漂流教室(1)〜(6)」

楳図かずおというとスピリッツに掲載していた「14歳」の訳の分からない印象で敬遠していて全く縁のなかったところ。Kindle初挑戦アイテムを物色している最中に、意外な人がオールタイム・ベストに押しているのを目にして購入。Kindle版がなかったので当初…

都築響一 「Roadside Books 書評2006−2014」

「だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ」に続いて都築響一の書評集。既存印刷メディアではなく、自身のメールマガジン掲載の書評をまとめたもの。 やや恨みがましいトーンが強まっている気もしますが、全体的な印象は「だれも買わない本は、…

「レコード・コレクターズ12月号」

メモ Various Artists 「Cracking The Cosimo Code: 60s New Orleans R&B And Soul」 Various Artists 「TK Miami Mellow Mix : Selected & Mixed by DJ Daisuke Kuroda」 Leo's Sunship 「We Need Each Other」

De La Soul 「Ring Ring Ring (Ha Ha Hey)」(1991) Whatnauts「Help is on the Way」(1981) Fat Larry's Band「Act Like You Know」(1982) The Honey Drippers「Impeach the President」(1973)

都築響一 「だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ」

少し前に書店で都築響一「Roadside Books 書評2006−2014」を見かけて購入したところ、前書きに「『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』に続く2冊目の書評集」と書いてあったため、遡ってこちらから。 フィクション…

宮崎駿 「泥まみれの虎−宮崎駿の妄想ノート」

「宮崎駿の雑想ノート」が面白かったので勢いで購入。 オットー・カリウスの回顧録を漫画化した「泥まみれの虎」は、いささか尻すぼみですが、戦車戦のリアリティーは伝わります。 ヴァラエティはないので「宮崎駿の雑想ノート」ほどには楽しめなかったです…

宮崎駿 「宮崎駿の雑想ノート」

「紅の豚」ファンとして「欲しいけどちょっと高いな」と長らく逡巡していたアイテムでしたが、ちらりと中身を覗いてしまったところ、圧倒的な絵の魅力に抗いきれませんでした。 明らかに虚構っぽい回が事実だったり、いかにもあり得そうな回が虚構だったり。…

Various Artists 「Get Your Soul Right: The Gospel Quartets and The Roots of Soul」

中村とうよう監修のオーディブック「ブラック・ゴスペル入門」という大昔のアイテムを聴き返していたところ、ザ・スピリット・オブ・メンフィス・カルテット「ジーザス・ジーザス」等が良い感じに響いたので、長らく燻っていた、カルテットもののゴスペルを…

「七年目の浮気」

NHK−BSプレミアムで10月17日放送。ビリー・ワイルダー監督。1955年。 非常にポップなオープニング・タイトルに目を奪われましたが、クレジットを見るとデザインはソール・バス。さすがとしか言いようがない。 「映画でマリリン・モンローが演奏…

星野源 「そして生活はつづく」

内田百輭やら寺田寅彦やら鶴ヶ谷真一やらと併せて購入したのですが、どうしても軽くて新しいものから手を着けてしまいます。 孤独癖のある人ならシンパシー全開になるのではないでしょうか。「ウォーター・ボーイズ」(だと思われる)撮影時のトラウマ話とか…

Harlem River Drive 「Harlem River Drive」

どこで広告を見かけたのか記憶も朧気ですが、往年のレア・グルーヴの名盤がCDで再発されると購入してしまう病。2000年発行のグルーヴ誌などを引っ張り出してみると「エディ・パルミエリが手掛けるラテン・レア・グルーヴ最高峰。ラテン/ジャズ/ソウ…

「選択11月号」

メモ 「官邸記者クラブ」最近事情−「政治記事」が面白くない理由 安倍一強の「潮目」が変わった−菅義偉「奪権闘争」の内幕 政界スキャン(357)−仮説としての「年内解散」 「宏池会」を多用する安倍の魂胆−谷垣・宮沢はリベラルを貫けるか 太陽光発電業者…

喜国雅彦 「本棚探偵の回想」

「本棚探偵の冒険」に続くシリーズ第2作。 アナログ・レコードを集めていなくても、釣りをしなくても楽しめた「レコスケくん」や「釣れんボーイ」に比べると、ディープな趣味世界以外の付加的な魅力がいささか弱い気がします。 「作家の本棚」で有栖川有栖…

「Monkey vol.4」

メモ ジャック・ロンドン「野性の呼び声」は意外に楽しめた。 海芝浦駅の「この世の果て」感が凄い。行ってみたい。

「紳士は金髪がお好き」

NHK−BSプレミアムで10月24日放送。ハワード・ホークス監督。1953年。 マリリン・モンローの出世作、という理解で良いのでしょうか。意外に訳の分からない筋立てでしたが、有名な「ダイアモンドは女の親友」だけではなく、冒頭の「トゥー・リト…

喜国雅彦 「本棚探偵の冒険」

以前から少し興味があったシリーズ。少し前に、第3作「本棚探偵の生還」が文庫化されているのを発見したものの、前2作に比べると評判が芳しくないようなのでスルーしていたところ。 その文庫化第3作の売れ行きが良かったのか、前2作の増刷が行われた模様…

井田真木子 「井田真木子著作撰集」

「作家の本棚」で桜庭一樹が「何かあったら持ち出す」3冊のうちの一つとして挙げているのを読んで以来興味があった井田真木子「プロレス少女伝説」。曰く「80年代の神取忍やクラッシュ・ギャルズブームの熱狂ぶりや、戦わなきゃいけなかったその当時の女…

「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」

NHK−BSプレミアムで10月3日放送。トッド・フィリップス監督。2009年。 爆笑の連続という程でもありませんが、脚本がよく練られていて随所でクスッと笑えてという具合で、大変に好みでした。続編も放映してくれると嬉しい。 大風呂敷かと思われた…

荻原魚雷 「本と怠け者」

毎日新聞日曜版で連載している「雑誌のハシゴ」で気になっていた萩原魚雷。連載当初は全国紙らしからぬ軽妙さが斬新に感じられました(最近はあまり面白くないのですが)。 現状、古書でしか手に入らない領域からネタを拾っているので、目新しさはあるのです…