2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

将口泰浩「キスカ島奇跡の撤退−木村昌福中将の生涯」

半藤一利・保阪正康「昭和の名将と愚将」では触れられていなかった木村昌福中将のノンフィクション。盆の最中に書店で平積みされていたところ、これぐらいのヴォリュームならばと、軽い気持ちで購入。 単行本は2009年刊行。2005年の梯久美子「散るぞ…

服部正也「ルワンダ中央銀行総裁日記<増補版>」

これも、JMMで配信されていた春具「オランダ・ハーグより」の第6回「書評のまねごと」(2001年3月)で、「国際行政の仕事についてから折につれてひもといた本」、「わたくしは大学院にいたときに、いまニューヨークの国連代表部で公使をしている吉…

Various Artists「Jumping the Shuffle Blues: Jamaican Sound System Classics 1946-1960」

レコード・コレクターズのレビューに惹かれて購入。初期サウンド・システムでヘヴィー・プレイされていたブルースやR&Bをコンパイルするという、ありそうでなかったコンセプト。要するにスカ〜ロックステディーの源流。 ディスク1が「ザ・ルーツ・オブ・…

荻原健太「レコード・コレクターズ増刊:ザ・ビーチ・ボーイズ・ディスク・ガイド」

ディスク・ガイド部分には関心がなかったので少し悩みましたが、山下達郎との対談にはどうしても抗い難く購入。対談だけで1800円の価値があるかどうかは分かりませんが、期待どおり、思い入れに溢れた内容でおおむね満足。 「ぼくは『オールナイト・ニッ…

「レコード・コレクターズ9月号」

メモ 萩原健太「レコード・コレクターズ増刊:ザ・ビーチ・ボーイズ・ディスク・ガイド」 映画「ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド」 Various Artists「Subway Salsa: the Montuno Records Story」

忌野清志郎 「ロックで独立する方法」

2000〜2002年にクィック・ジャパンで連載されていたもの、を2009年に忌野清志郎が亡くなった直後に単行本にしたもの。 このインタビュアー(山崎浩一)は話を引き出すのは上手いのかもしれませんが、文章へのまとめ方に難がある気がします。口語…

グレゴリー・デイヴィッド ロバーツ 「シャンタラム」

養老孟司が毎日新聞の「2011年『この3冊』」で選出し、「めったにない本である。面白い本が読みたかったらこれをお勧めする。ノンフィクションとも小説ともつかず、しかもそんなことを問題にせずに人を惹きつける」と評価していたことから興味を持って…

「ティファニーで朝食を」

NHK−BSプレミアムで7月16日放送。ブレイク・エドワーズ監督。1961年。 原作とは雰囲気が異なりますが、これはこれとして、「オードリー・ヘップバーンの顔と、ジヴァンシーのシックな黒いドレスと、ヘンリー・マンシーニの作曲した印象的なサウ…

The Blue Magic「Greatest Hits」

ザ・モーメンツと併せて購入。所謂甘茶系ですが、ザ・モーメンツがオール・プラチナム/ニュージャージーであるのに対し、こちらはシグマ・スタジオ(MFSB)/フィラデルフィア。 飛び抜けたリード・シンガーが不在だった他メンバーのグループ(シェイヅ…

「王将」

NHK−BSプレミアムで3月13日放送。伊藤大輔監督。1948年。 基本的にはサイレント時代の監督で、時代劇映画の基礎を作った「時代劇の父」なんだそうですが、本作のみからスペシャルな何かを感じ取るのは難しいように思います。 同じ北条秀司の戯曲…

The Moments「Love on a Two-Way Street」

ザ・ルイス・シスターズのカヴァー等々で何となく聴き知っていた「ラヴ・オン・ア・トゥーウェイ・ストリート」を改めて聴きたくなり購入。レイ、グッドマン&ブラウンに改名する前、ザ・モーメンツ時代のベスト(収録曲は1968〜1976年)。 オリジナ…

「カラマーゾフの兄弟」

NHK−BSプレミアムで6月18日〜20日放送。イワン・プイリエフ監督他。1969年。モスフィルム製作。 3部合計でも4時間足らず。コンパクトながら意外にバランス良く収まっています。原作は既読ながら内容を程良く忘れているので、気持ち良くかつ…

「選択8月号」

メモ 誰もが「無罪放免」の原発事故調報告−「ウヤムヤ」に終わった責任追及 絶望に至る日本の外交−民主党政権では「再建不能」 西風(375)−不倫報道で試される「器量」 政界スキャン(330)−行儀作法の大切さ 膨張「内閣官房」が機能不全−「決められ…