2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「南極料理人」

BS12で10月18日放送。 沖田修一監督。2009年。CMなしのノーカット放送。 狙いどりの緩い変化球が狙いどおりのコースに決まっているという趣で悪くないですが、狙いを超えた特別なものは特にないという感じ。

向田邦子 「あ・うん」

BRUTUSの特集「ぼくのともだち」という意外なところで紹介されていて興味を持ちました。 読んでいて頭に浮かぶ門倉の顔は高倉健。1989年の映画版をどこかで観たんだろうか。 好く好かれるの関係を言動だけ淡々と描写していれば良いものを、明示的…

西岡恭三 「ディランにて」

昔から「プカプカ」をちゃんと聴いてみたかったところ、ベルウッド40周年記念でリイシューされていることをレコード・コレクターズの記事で知り、購入してみました。 「プカプカ」以外では、ボブ・ディラン「見張り塔からずっと」のカヴァー「丘の上の英雄…

レイモンド・カーヴァー「カーヴァーズ・ダズン:レイモンド・カーヴァー傑作選」

もう長いこと積みっ放しで日焼けとタバコで古文書のように黄ばんでいましたが、村上春樹 「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」を契機に着手。何がきっかけになるか分からないものです。 村上春樹・柴田元幸「翻訳夜話」で読んだ際も全然ついていけなく…

「アウトレイジ」

BSジャパンで10月8日放送。 北野武監督。2010年。CM中断ありですが、NHKでは放映しそうもないのでこの機会に。多分ノーカット。 北野武のエンターテインメント作品はコーエン兄弟風だったという感じ。笑って良いのか悪いのかちょっと躊躇する…

「蒲田行進曲」

NHK−BSプレミアムで10月8日放送。深作欣二監督。1982年。 徹底的に戯画的な序盤の他に類を見ないテンションの高さが最高。銀ちゃんの王将キャディラックとか誰が考えたんでしょうか。ライバルに原田大二郎(「チッスはええじょ〜」)、監督に蟹…

「レコード・コレクターズ11月号」

メモ Frerres Carriere & Lawtell Playboys「La La: Louisiana Black French Music」 西岡恭蔵「ディランにて」

Various Artists「Feeling Feelin'」

「レコード・コレクターズ」のレヴューを読んでいて、新作コンピレーションにも関わらず、これ欲しかったんだよなと思ってしまったのですが、その原因は、ルイ・カストロ「ボサノヴァの歴史」の巻末で紹介されていた「ボサノヴァ・ブリーズ」との混同でした…

村上春樹 「1Q84」

いよいよ「1Q84」。今ぐらいが読むには程良いタイミングかもしれません。 あれほどの磁力を誇ったディテイルや比喩のキレが鈍磨しているのみならず、折々にお寒い感じすら受けたのには個人的にショックでした(年齢なりの変化なので仕方ないとしても)。…

「拝啓天皇陛下様」

NHK−BSプレミアムで9月4日放送。 野村芳太郎監督。1963年。渥美清の主演映画3作目にして初のヒット作品。 以前、菊地成孔が「この手法(スカトロジーによって権力や時代を撃つ)による珠玉の名作」、「周到に練られた出口無しの体制批判構造(批…

「選択10月号」

メモ 米中関係は悪化していく−中台韓「対日包囲網」の波紋 米欧を脅かす西アフリカ「無法地帯」−国際テロ組織が続々侵入 政界スキャン(332)−菅の原発事故対応を見直す 冷めてきた「橋下フィーバー」−内紛激化で「維新」は自壊の危機 「似非愛国者」石原…

藤子・F・不二雄 「ドラえもん(1)〜(20)」

藤子・F・不二雄大全集も気付いてみれば第3期が完結。 第1期は全巻セット購入したものの少し持て余し、第2期以降は「ドラえもん」と「オバケのQ太郎」+αという方針で挑んでいたのですが、結局のところ最後まで残ったのは「ドラえもん」だけ。知名度な…

「男たちの挽歌BDボックス」

NHK−BSプレミアムで突如放送された「ハードボイルド/新・男たちの挽歌」が予想外に面白かったので、熱心なファンには評判が悪いようですが、思い切ってBDボックスセットを購入。 1作目が「男たちの挽歌」(1986年)。絶対的な古典というまでの…