2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

真造圭伍「台風の日」

真造圭伍の初期短編集。 発表順としては、「なんきん」(2008年)、「Fellowship」(2008年)、「兄らしく」(2008年)、<森山中教習所>、「台風の日」(2011年)、「お部屋さがし」(2011年)、「ビール獣」(2011年)、「スワン…

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

NHK-BSプレミアムで6月8日放送。 スティーヴン・スピルバーグ監督。2017年。 責任ある立場で判断を下すことの重さに焦点をあてている点に面白味はあるものの、決断にいたる流れがいまひとつで消化不良な感じ。 ベン・ブラッドリーのアクのある感…

水木しげる「水木しげる漫画大全集083:東西奇ッ怪紳士録」

図書館活用。 二笑亭の他、シュヴァルの理想宮も取り上げていますが、水木しげる本人の普請道楽を反映しているのか。 「南の超人」「性貴族」川俣さんのモデルは川畑静という人。「カリムレッグ」のエピソードも珍無類。 5話にわたって描かれる平賀源内が白…

ブリス・ポルトラーノ「NO SIGNAL-街を出て、大自然の中で暮らすことを選んだ10人の生き方」

図書館活用。毎日新聞の紹介記事がきっかけ。 退行的・逃避的・ヒッピー的な面はなんだかなぁという感じがしないではないものの、アラスカで牡蠣の養殖をするジェリー、ノルウェーの灯台守エレナの環境にはどうにもこうにも憧れる。 山よりも海、暑いところ…

Various Artists「ラブバラッドじゃ踊れない レディメイド未来の音楽シリーズCDブック編08」

シリーズ8作目。DJ TAGO!監修。 ロックンロール集というコンピレーションのコンセプトも、パルプ・アートとパチモンメンコを集めたブックレット(読物が少ないのは極めて残念)も関心の範疇のはるか外。 「次号は2022年10月28日発売!『お茶…

「ヒトラー ~最期の12日間~」

NHK-BSプレミアムで8月10日放送。オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。2004年。 今となっては「大っ嫌いだ!」「判断力足らんかった」「チクショーメ!」「おっぱいぷるんぷる~ん」動画の元ネタ。ブルーノ・ガンツの情緒不安定なキレ芸(と秘書…

「レコード・コレクターズ10月号」

メモ LOVE JETS「地球ノミナサンコンニチハ~LOVE JETS ANTHOLOGY〜」 Esther Phillips 「From a Whisper to a Scream」 Charles Stepney「Step on Step」

式場隆三郎他「〈定本〉二笑亭綺譚」

図書館活用。水木しげるつながり。「東西奇ッ怪紳士録」を先に読みたかったですが致し方なし。 門前仲町にあったアウトサイダー建築の解説本。写真も豊富で楽しい。 式場隆三郎は「狂気の人ゴッホを日本に最初に紹介したり、山下清を“発見”した」精神医学博…

真造圭吾「森山中教習所」

「トーキョー・エイリアン・ブラザーズ」が少し肩透かしだった真造圭吾、連載デビュー作の本作は素直に響いた。画も隅々まで丁寧で雑さは感じられない。 20歳の夏に再会し、交差する2人の人生。ファニーな出来事の裏にシビアな背景がうかがわれ、それらが…

「ベイビー・ドライバー」

BS12で1月15日放送。エドガー・ライト監督。2017年。 菊地成孔激賞の作品。曰く「全部で9回泣いた」、「映画によるブリティッシュ・インヴェイジョン」。 カーラ・トーマス「B-A-B-Y」を歌いながら出勤するリリー・ジェームズの鮮烈さ。注文…

真造圭伍「トーキョーエイリアンブラザーズ(1)~(3)」

江口寿史が「ぼくの好きなマンガ家をいま挙げると、すごく少ないですね。買っているのは望月ミネタロウ、西村ツチカと、真造圭伍くらい」と語っているのを目にして興味を持った真造圭伍。 りっちゃんと夏太郎の急接近等、魅力的なパートは多々あれど、総体と…

「選択9月号」

メモ 旧ユーゴ「戦争再発」の足音-「欧州戦線拡大」ロシアの謀略 イラク「シーア派分裂」の混沌-ぶり返す中東危機の「発火点」 米中が「ネットの自由」で攻防戦-国家統制「推進」が主流になる窮地 統一教会と自民党「反ワクチン」で結託-子宮頸がん予防…