2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「北国の帝王」

1996年の「スタジオ・ヴォイス」の特集「男の世界」(ザ・ブロンソンズ(みうらじゅんと田口トモロヲ)の責任監修)を読んで以来、一度観てみたいと思っていた作品。 NHK−BSで8月25日放送。1973年。ロバート・アルドリッチ監督。 ブロンソン…

売払い

西原理恵子「西原理恵子の人生画力対決(1)〜(2)」 藤子・F・不二雄「少年SF短篇(1)」 柴田元幸「つまみぐい文学食堂」 京須偕充「志ん朝の走馬灯」 菊地成孔・大谷能生「アフロ・ディズニー2−MJ没後の世界」

沢木耕太郎 「凍」

ゴルゴ13にもその名が登場する世界的クライマー・山野井泰史によるギャチュンカン北壁登頂(2002年)の記録。 登頂記なのか半生記なのかも知らずに読み始めましたが、端的には夫婦2人で山に登って降りてくるだけの話にも関わらず、沢木耕太郎の筆力な…

マックス・ヴェーバー 「職業としての政治」

鳩山政権末期に各紙で引用されていた「政治とは情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめて、じわっじわっと穴をくり貫いていく作業である」という一節に刺激されて購入。1919年1月のミュンヘンのシュタイニッケ書店で行われた公開講演。 他…

Dave Frishberg 「Oklahoma Toad」

「レコード・コレクターズ」のレビューから。発売されたバージョン(CTIミックス)に加え、クリード・テイラーが手を加える前の幻のプロデューサー・ミックスも収録。紙ジャケット。 デヴィッド・ロズナーとマーゴ・ガーヤンの解説ばかりで、デイヴ・フリ…

「レコード・コレクターズ11月号」

本秀康「レコスケくん」の新作(赤盤、青盤)。嬉しい。 メモ アイズレー・ブラザーズのT−Neck全17タイトルを紙ジャケでリイシュー。 Madeline Bell 「Madeline Bell」 Various Artists 「Classic Sounds of New Orleans」

京須偕充 「志ん朝の走馬灯」

京須偕充が色々な媒体に書いた古今亭志ん朝についての文章を寄せ集めたもの。当然のことながら「志ん朝七夜」をはじめとする録音の話が中軸。 収められている各々の文章は故人への思いがこもっていて悪くないですが、本書そのものの企画のイージーさは否めず…

菊地成孔/大谷能生 「アフロ・ディズニー2:MJ没後の世界」

前著はさほど印象に残らなかったため既に処分してしまいましたが惰性で購入。 本著についても引き続きフォーカスがどこなのかよく分からない感じで刺激されることも少なかったのですが、マーク・ジェイコブスやカニエ・ウェストと交流しながら「マクロスF」…

「マッチポイント」

BSフジで9月13日放送(字幕。CM入り)。2005年。本作に限らず、シネマ☆パラダイスは意外に良いチョイスをしていると思う。 ウディ・アレン監督作品としての関心よりも、単純にスカーレット・ヨハンソン見たさで鑑賞しましたが、期待に違わず中盤…

Jackson 5 「Live at the Forum」

「レコード・コレクターズ」のレビュー(「完全未発表だったジャクソン5絶頂期のライヴ音源をパッケージした限定プレスの2CDセットが出た。ライブ盤自体が少ないJ5だけに、これは快挙だろう」)に惹かれ、久方ぶりにCDを購入。世界で8000枚だそ…

劇団ひとり 「そのノブは心の扉」

文庫化された当初に立ち読みした、機内での振る舞い方について書かれた章「ロンドン」が奇妙に忘れ難くて購入。「陰日向に咲く」は未読ですが、週刊文春で連載とは恐れ入ります。 ですます調の地の語り口に既にジワッとした可笑しみが溢れているので、最後の…

「選択10月号」

メモ 菅政権はいつまで持つのか−「脱小沢」しか命綱がない危うさ 政界スキャン(308)−ポスト菅は誰々か 岡田と石原「幹事長対決」の行方−「政治空白」続く可能性も 永田町動かす「オフレコメモ」−日本独自の情報戦 東武「根津家三代統治」の秘訣−西武・…

ルイ・カストロ 「ボサノヴァの歴史」

コンピレーション・アルバム「ザ・ボサノヴァ」に触発されて購入。2段組、約500ページのミッチリとした大著ですが、写真も豊富で、意外にスムースに読了。 真偽の程は分かりませんが、様々な人物が織り成すボサノヴァの歴史を丹念に記録したアネクドータ…