2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三宅幸夫「カラー版作曲家の生涯−ブラームス」

弦楽六重奏曲第1番と間奏曲集ぐらいしか聴いたことがありませんが、内省的でメランコリックな雰囲気が好きで、いつか機会を見つけて読もうと手元においてあったブラームスの伝記。 村上春樹・小澤征爾方面から興味を持って手に入れた交響曲第1番を聴く機会…

Seiji Ozawa: Saito Kinen Orchestra 「Brahms Symphony No.1 in C minor, op.68」

小澤征爾・村上春樹「小澤征爾さんと、音楽について話をする」で「生命力に溢れる、隅々まで充実した演奏」、「特別な何かがあるというか、ほかではまず見受けられない一期一会ともいうべき緊迫感がみなぎっていました」と語られていて興味を持ったサイトウ…

滝田ゆう「寺島町奇譚」

「泥鰌庵閑話」、「滝田ゆう落語劇場」に続いて、本命「寺島町奇譚」。 さすが代表作。題材と画風が醸し出す情緒がただことではありません。 「泥鰌庵閑話」での業の深い飲みっぷりもこの原体験があってこそかと納得しましたが、他方で漫画家としての側面と…

「レコード・コレクターズ4月号」

メモ Wes Montgomery 「Echoes of Indiana Avenue」 Steel an' Skin 「Reggae Is Here Once Again」

ブリュノ・コストゥマル 「だけど、誰がディジーのトランペットをひん曲げたんだ?−ジャズ・エピソード傑作選」

菊地成孔の熱心なリコメンドに惹かれて購入。曰く「鈴木調ともいえるカタカナの使い方をベースにした訳文力と原著の力とのマリアージュが最高で、嫌みが無く、小粋で小気味の良い知的な文章」。 その菊池成孔が訳者である鈴木孝弥に送ったメールにあるとおり…

滝田ゆう「滝田ゆう落語劇場」

たまたま購入した滝田ゆう「泥鰌庵閑話」が望外に良かったので購入。 企画そのものが凡庸でさほど面白くもありませんが、「青菜」の季節感や「狸賽」の愛らしさなどは印象に残りました。 次は本命「寺島町奇譚」。

The Monkees 「The Definitive Monkees」

デイヴィー・ジョーンズの訃報とともに流れた「デイドリーム・ビリーバー」に触発されて購入。 アメリカ・ショービジネス界が発射した対ビートルズ迎撃ミサイル、というグループの出自にも関わらず、デイヴィー・ジョーンズはイギリス(マンチェスター)出身…

滝田ゆう「泥鰌庵閑話傑作選」

滅多に行かない池袋ジュンク堂で見かけて購入。なぎら健壱セレクトによる傑作選。 滝田ゆうという人のことを全く知らないまま何気なく購入してみましたが、不思議な読後感が残って悪くないです。同じくちくま文庫から出ている「寺島町奇譚」と「滝田ゆう落語…

司馬遼太郎 「菜の花の沖(1)〜(6)」

転居の際、積みっ放しの書籍の中でも下の方に埋もれていたアイテムを久方ぶりに目にして自省。ここらでひとつ債務超過の解消に取り組むことに。 みなもと太郎「風雲児たち」を読んで盛り上がり、人生初の司馬遼太郎作品「播磨灘物語」を読んだのがもう3年前…

「選択3月号」

メモ 米財務省の深刻な「人材離れ」−金融・財政政策の中核が「空洞化」 ミャンマーの民主化は本物か−「スーチー入閣」に現実味 「フィクサー」が払底した永田町−右肩下がり時代の現象か 空騒ぎの「橋下政局」−政治劣化が生んだ「あだ花」 「孤立無援」駐中国…