- 照れ屋で気難しくて付き合い難い人だったという印象はありましたが、クララ・シューマンに「こんなに長く親しい関係にありながら、ヨハネスが自分の心を動かすものについて一度も語ってくれないなんて、あなたには信じられます?私にとっては未だに謎なのです。いえ、彼をまったく見知らぬ人間と言いたいくらいです。二十五年前に初めてお会いしたときと同じように」と言わしめるほどとは思いませんでした。何となくシンパシーを感じます。
- 友人テオドール・ビルロートが「あまりにも繊細で、あまりにも真実で、あまりにも暖かく、一般の聴衆にとってはあまりにも心がこもり過ぎている」と評したヴァイオリン・ソナタ第1番が聴きたくなりました。ヨゼフ・スークとジュリアス・カッチェンのコンビが良いでしょうか。