2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

安田登「NHKテキスト100分de名著『太平記』」

もはや「太平記」を通読することは死ぬまでないなという諦めのもとに購入してあったもの(きっかけは忘却)。 後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成等の名前ぐらいしか知らなかった人物の多面的なキャラクターや、複雑怪奇な南北朝時代の大まかな流れが把握できて…

松本大洋「ルーヴルの猫(上)(下)」

図書館活用。あったのはオールカラー豪華版(彩色は松本大洋ではなくイザベル・メルレ)。 まるでバンド・デシネの翻訳もののようだと思ったら、それもそのはず「ルーヴル美術館バンド・デシネ・プロジェクト」の一環とのこと。 舞台もキャラクターも魅力的…

「レコード・コレクターズ2月号」

メモ Various Atists「Playing for the Man at the Door: Field Recordings from the Collection of Mack McCormick 58–71」 Various Atists「The Memphis Blues Box: Original Recordings First Released on 78s And 45s, 1914-1969」 Various Atists「Writ…

東浩紀「訂正する力」

サラリと読めるので「訂正可能性の哲学」との重複はさほど気にならず、「いわば応用編」という第4章「『喧騒のある国』を取り戻す」など、興味深く読めた。

妹尾河童「河童が覗いたインド」

遠藤慧「東京ホテル図鑑」を読んでいて思い出したのは、子供の頃よく書店でみかけた「河童が覗いた」シリーズ(今となっては妹尾河童は「少年H」の人というパブリック・イメージかもしれない)。 「最初が1978年、二度目が1983年で、その二回とも、…

松本大洋「ピンポン フルゲーム(1)~(2)」

「東京ヒゴロ」に触発されて。色々物色の上、雑誌サイズ版(「フルゲーム」)を古書で。 後半はまったくの初見。こんなに真っ直ぐなストーリーだったのか。とても良かった。 担当編集者(堀靖樹)の解説「あの頃はみんな『ピンポン』だった」も面白い。「基…

谷川俊太郎/松本大洋「かないくん」

図書館活用。「東京ヒゴロ」に触発されて。 絵は素敵ではあるけれど糸井重里の鼻につく企画。

松本大洋「東京ヒゴロ(1)~(3)」

1巻が出たころに書店で薄いお試し版を手にとって以来気になっていた作品。完結した上で評判も良かったので購入。 「ピンポン」の途中からフォローしていなかったけれど、ストーリーも画風もエキセントリックなところがなくなっていて驚くとともに、創作、仕…

「キネマの神様」

NHK-BSプレミアムで11月13日放送。山田洋次監督。2021年。 志村けんで観たかったという気にもならない微妙さ加減。 原作は原田マハでほぼ私小説とのこと。原田宗典の妹ということも知らなかった。

「選択1月号」

メモ 「トランプ再来」の悪夢-米国と世界は未曾有の混乱へ アマゾン川が干上がる恐怖-地球をぶち壊す「沸騰化」が加速 ベネズエラ「ガイアナ侵攻」の狂気-米国の裏庭で「現状変更」の策謀 米国が「北朝鮮核保有」を認める日-トランプの世で起こり得る激…

「ゲンロン15」

興味深く読めたのは、東浩紀「哲学とはなにか、あるいは客体的-裏方的二重体について」、川上未映子「春に思っていたこと」、原一男/大島新/石戸諭の座談会「ドキュメンタリーはエンターテインメントでなければならない」ぐらい。 それで十分という気もす…