- もはや「太平記」を通読することは死ぬまでないなという諦めのもとに購入してあったもの(きっかけは忘却)。
- 後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成等の名前ぐらいしか知らなかった人物の多面的なキャラクターや、複雑怪奇な南北朝時代の大まかな流れが把握できて、非常に勉強になった。
- 足利尊氏は優柔不断な無為の人だからこそ「あわいの時代」を融通無礙にうまく泳ぎ切れたという見解にも納得感。
- 「方丈記」の「NHK100分de名著ブックス」のシリーズとはちょっと体裁は異なるもののやはり良いシリーズ。「古事記」や「論語」などは機会があればチャレンジしてみたい。
- 原典で読みたいと購入してある「平家物語」こそは今生で読みたい。