2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

松井今朝子 「今朝子の晩ごはん−嵐の直木賞篇」

第3弾、第1弾に続いて第2弾「嵐の直木賞篇」。当たり前ですが直木賞の受賞とその周辺事項の記述が多い。 観劇記は3作中一番多いかも知れませんが、さすがに少し飽きてきてのか、不思議に引っかかってきませんでした。もう少し間を開けて読めば良かったの…

The Crusaders 「Rural Renewal」

「タモリ倶楽部」で塩ビ管スピーカーの試聴にタイトル曲が使われており、繰り返し繰り返し聴いている間にすごく格好良い気がしてきました。 再結成時のアルバムでタイトルが「ルーラル・リニューアル(農村再開発)」とくれば、ファンク・インク「アーバン・…

松井今朝子 「今朝子の晩ごはん」

第3弾「忙中馬あり篇」から遡って第1弾。写真付きの過去ログが無料で読めるのにわざわざ書籍を購入するなんて、という気もしますが、やはりモニターで読める量には限界があります。 「動物は春に発情するのが多いけれど、鹿の発情が秋だというのは百人一首…

宮下英樹 「センゴク(1)〜(15)」

みなもと太郎「風雲児たち」の新刊はまだかと調べていているうちに2ch風雲児たちスレッドから「やる夫が徳川家康になるようです」過去ログに流れ、本作の存在にたどり着きました(横山光輝「徳川家康」はなぜか一部在庫切れ、山岡荘八「徳川家康」(全2…

「レコード・コレクターズ7月号」

レイ・チャールズ「ホワッド・アイ・セイ」=「直接のカヴァーを残さなかったザ・ビートルズも、『アイ・フィール・ファイン』でその影響を露にしている」 マーサ&ザ・ヴァンデラス「ダンシング・イン・ザ・ストリート」=「ミック・ジャガーは『ストリート…

小西康陽 「マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。小西康陽」

当初は5月1日発売とアナウンスされていたと思うのですが、意味不明の混乱を経て5月末にやっと発売。まだ発売してないのかなと銀座ブックファーストを探していたところ、「日曜の夜などによく来ます」といった内容の小西康陽直筆とおぼしきポップがありま…

柳家小さん 「五代目柳家小さん落語傑作選 其の十」

「五代目柳家小さん落語傑作選」全集DVDボックス。いよいよオーラスの其の十は「八五郎出世」と「たぬき」。例によって引用は京須偕充。 「八五郎出世」(1984年)は、「大名屋敷に紛れ込んだ“珍獣”を眺めるおもしろさが噺の中心だが雲上人になってし…

つげ義春 「つげ義春コレクション;鬼面石/一刀両断」

ちくま文庫のつげ義春コレクション、いよいよ最後となる第9回配本。 「つげ義春の時代マンガ!浪人、忍者、町人の哀歓を描く」と帯にありますが、貸本マンガ時代の作品の中から1960〜1965年に描かれた時代ものをセレクト。中篇ぐらいのヴォリューム…

美濃部美津子 「三人噺−志ん生・馬生・志ん朝」

銀座教文館の落語コーナーで発見して、その薄さと字の大きさにフラッと購入。 既読の話題も多いのですが、「何しろ空襲警報が『ウーッ』って鳴ろうもんなら、一目散で逃げ出すんですよ。逃げるったって、お父さんどこへ行っていいのかわかんない。ただもう闇…

ランス・アームストロング 「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」

一時期、自転車競技の世界に関心があって、山際淳司のノンフィクション的な読み物で良書はないかと探していたところ、先頃現役復帰したツール・ド・フランス7連覇の英雄ランス・アームストロングの自伝が文庫になっているのを発見したので(やや求めている…

「選択6月号」

メモ 過熱一途の「北極海」争奪戦−例によって日本は「蚊帳の外」 英国に「政経同時崩壊」の危機−ブラウンではもう治まらない カフカスで何が起こっているか−振り回されている米露欧トルコ ASEAN「貸し座敷外交」の終焉−米中の「草刈り場」へまっしぐら …

柳家小さん 「五代目柳家小さん落語傑作選 其の九」

「五代目柳家小さん落語傑作選」全集DVDボックス。其の九は「王子の狐」と「御慶」。 「王子の狐」(1977年)は「先行の小咄や諸国奇談などに類話がみられ、文化年間のネタ帳に『馬くそ』と記されているのが、この噺ではないかと言われている。上方に…