2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

青柳いづみこ 「モノ書きピアニストはお尻が痛い」

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を聴き進めている今こそ、いくつか積まれているクラシック関係の書籍に着手することに。一番読みやすそうなものから。 ドビュッシー研究で知られるピアニストなだけに、やはりドビュッシー及びフランスの話題が多く、中心…

「ノー・ディレクション・ホーム」

NHK−BSで12月26日放送。マーティン・スコセッシ監督。2005年。タイトルは「ライク・ア・ローリング・ストーン」の歌詞の一節。 208分と長尺ですが、対象は長いキャリアのうち1966年まで。2部構成ながら、それほどキッパリと別れている…

「逃走迷路」

もう1つNHK−BSで放送されたアルフレッド・ヒッチコック作品(3月22日)。1942年。 盲目的に信頼を勝ち得るイージーな描写はさすがに不自然かつ不必要な感じがしましたが、ロスの軍需工場からニューヨークの自由の女神像まで意外に展開のスケー…

「インヴィンシブル/栄光へのタッチダウン」

第45回スーパー・ボウルの余韻に浸りつつ鑑賞。NHK−BSで3月23日放送。2006年。 いかにも感動の実話を映画化しましたという感じですが、ジャイアンツ・ファンのヒロインが良いアクセントになっていて意外に面白く観られました。 実際のヴィンス…

「レコード・コレクターズ4月号」

メモ Mississippi Fred McDowell 「Down Home Blues 1959」 Various Artists 「CTI Records: The Cool Revolution」

「裏窓」

昨年末NHK−BSで放映されたアルフレッド・ヒッチコック作品。最後は「裏窓」(12月15日放送)。1954年。 この枠組で2時間持たせる手管には感心します。セルマ・リッターとグレース・ケリーのツイン・ターボという感じでしょうか。

「疑惑の影」

昨年末NHK−BSでいくつか放映されたアルフレッド・ヒッチコック作品。「フレンジー」に続いて「疑惑の影」(12月14日放送)。1943年。 終盤の意外性や盛り上がりに乏しい展開に若干拍子抜け。一番のお気に入りという発言は後年ヒッチコック自ら…

売払い

田村功「ベルギービールという芸術」 山上たつひこ「金瓶梅」 トルーマン・カポーティ「冷血」 トルーマン・カポーティ「カメレオンのための音楽」 トルーマン・カポーティ「誕生日の子どもたち」

「フレンジー」

昨年4〜5月のNHKハイビジョンシネマの特集では放映されなかったアルフレッド・ヒッチコック作品がいくつか衛星映画劇場で放映。まずは「フレンジー」(12月15日放送)から。1972年。 最後から2番目の作品。全体のストーリーも収まりが良いし、…

トルーマン・カポーティ 「誕生日の子どもたち」

地震で崩れた本の山を片付けているときに、もう1冊未読のカポーティ作品(というか文春の商売っ気が丸出しの村上春樹訳のアンソロジー)が出てきました。いつ購入したのかも思い出せませんが、村上春樹訳の「無頭の鷹」が読みたかったのであろうと思います…

*[音楽] 「魅惑のオペラ(04);トゥーランドット」 久々に小学館「魅惑のオペラ」、シリーズ第4巻「トゥーランドット」。 ズービン・メータ指揮、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団。1998年、紫禁城(天清殿)での記念すべき中国初公演。舞台演出は映…

Minnie Riperton 「Come To My Garden」

春先で気分がメロウなものを求めていたところ、久々に小西康陽「マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。小西康陽」から「60年代後半、シカゴのキャデット・レーベル周辺に集まる音楽家たちによって作られた、これは珠玉の一枚」を…

「続・黄金の七人〜レインボー作戦」

NHK−BSで1月13日放送(イタリア統一150周年記念)。マルコ・ヴィカリオ監督。1966年。 舞台と仕掛けをスケールアップしたら本来の魅力が失われたという、典型的な2作目の失敗。 ロッサナ・ポデスタの露出だけは1作目を圧倒。

「黄金の七人」

NHK−BSで1月12日放送(イタリア統一150周年記念)。マルコ・ヴィカリオ監督。1965年。 前半60分で盗んだ金塊を巡って後半30分で騙し合うという珍しい構成、アルマンド・トロヴァヨーリのジャジーな音楽(フリッパーズ・ギター「恋とマシ…

トルーマン・カポーティ 「冷血」

村上春樹訳「ティファニーで朝食を」のあとがきに触発されて以来読もうと思っていた未読の大物。年明け早々に着手したものの、NFLプレイオフ等にかまけているうちに読了まで間延びしてしまい、記憶もややおぼろげ。 佐々田雅子による2005年の新訳。よ…

Hergé 「The Adventures of Tintin: Collector's Gift Set」

ウィンザー・マッケイ「リトル・ニモ・イン・スランバーランド」に刺激されて1年前に購入したのはエルジェ「タンタンの冒険旅行」シリーズ。チャーミングなボックス・セットがあったので勉強もかねて英訳版にしてみました(オリジナルはフランス語)。 米ア…

「選択3月号」

メモ イスラエルで急増するユダヤ教「超正統派」−世俗派との「内なる暗闘」 「ノーベル平和賞」受賞者に不正疑惑−バングラのムハマド・ユヌス 菅政権は五月に「退陣」−「破れかぶれ解散」の目は消えた 蘇る「水の都」東京−「架橋百周年」日本橋 日本のサンク…