Minnie Riperton 「Come To My Garden」

Come to My Garden

  • 春先で気分がメロウなものを求めていたところ、久々に小西康陽マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。小西康陽」から「60年代後半、シカゴのキャデット・レーベル周辺に集まる音楽家たちによって作られた、これは珠玉の一枚」をチョイス。国内では引き続き入手困難なようなので、今回は米アマゾンから購入。
  • 「これほどの傑作にも拘わらず、商業的には成功せず。音楽が素晴らしい分だけ、自分は彼らの落胆を思う。だが少なくとも制作期間だけは、彼らも神のような全能感を味わったはずだ」という小西康陽の最大限の讃辞に煽られて繰り返ししつこく聴いてみたものの、メロウでスムースなソウルでまったりとチルアウトしたかった気持ちにマッチしないプログレッシヴ・フォーク(というジャンルがあるのかどうかも知りませんが)とでも言うようなサウンドで、これは!という瞬間は訪れませんでした。いつかこの良さが分かる日来ることを期待しつつ終了。
  • 音楽的な好みは別にしても「チャールズ・ステップニーがアース・ウィンド&ファイアの参謀として、ミニー・リパートンが『ラヴィン・ユー』で認められるのは70年代に入ってから。そして間もなく彼らは若くして世を去った」という事実の切なさには胸が震えます。