2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

売払い

高野史緒 「カラマーゾフの妹」 根本敬 「因果鉄道の夜」 玉木正之編 「彼らの奇蹟−傑作スポーツアンソロジー」 池井戸潤 「シャイロックの子供たち」 朝井リョウ 「桐島、部活やめるってよ」 椎名誠 「大きな約束」 椎名誠 「続・大きな約束」 三遊亭圓生 …

「レコード・コレクターズ9月号」

山下達郎のインタヴューは読み応えがあると同時に感動的(「ひょっとしてもう何代か前にいけば、どっかで血縁だったんじゃないかと思うことがある。細野(晴臣)さんが最初に僕を見たとき、大瀧さんに”お前、弟がいたのか?”って言ったらしい(笑)。よく似…

「クライマーズ・ハイ」

NHK−BSプレミアムで6月22日放送。原田眞人監督。2008年。 原作者・横山秀夫は上毛新聞の元記者だけあって新聞社内の人間関係が実に生々しい上に、役者陣も堤真一と堺雅人のみならず、田口トモロヲ、でんでん、マギー等々みんな本当に良い芝居で…

鈴木大介 「最貧困女子」

時折こういう陥穽/どん底系に触れたくなるのが社会的好奇心なのか下衆な出歯亀根性なのか自分でも分かりません。 青木雄二「ナニワ金融道」とか、真鍋昌平「闇金ウシジマくん」とか。ダイアモンド・オンラインの開沼博の連載「闇の中の社会学−『あってはな…

「未知との遭遇<ファイナル・カット版>」

NHK−BSプレミアムで3月6日放送。スティーヴン・スピルバーグ監督。1977年。 「ジョーズ」(1975年)の後なので考えてみれば当たり前なのですが、もうちょっと小規模なものを想像していたので、ヴィルモス・スィグモンドが撮影していたり、フ…

「祇園囃子」

NHK−BSプレミアムで2月10日放送。溝口健二監督。1953年。 「新・平家物語」は「新・平家物語」で楽しかったですが、個人的な先入観としてはこれぞ溝口健二の世界という感じ。 「新・平家物語」(1955年)の祇園女御役では気味が悪かった木暮…

三遊亭圓生 「浮世に言い忘れたこと」

小学館P+Dブックスというペーパーバックのラインナップがいくつか書店で平積みにされていて、物珍しさからしげしげと物色。曰く「後世に受け継がれるべき、我が国が誇る名作でありながら、現在入手困難となっている昭和の名作の数々を、B6判のペーパー…

「新・平家物語」

NHK−BSプレミアムで2月9日放送。溝口健二監督。1955年。 吉川英治の原作を映画化した3部作のうちの第1作。第2作が「新・平家物語−義仲をめぐる三人の女」(衣笠貞之助監督)、第3作が「新・平家物語−静と義経」(島耕二監督)。 神輿に矢を射…

「選択8月号」

メモ 米シンクタンクの凄まじき「劣化」−政治や富豪が操る「御用宣伝機関」に 「ギャング」が支配するギリシャ経済−国際支援も喰い荒らす「悪徳財閥」 プーチン大統領に「影武者」か−同一時刻に別の場所で目撃情報 中東外交の「黒子役」オマーン−イスラム宗…

Sly & The Family Stone 「Live at the Fillmore East October 4th & 5th」

一通り聴いてふーんという感じで終わるのが目に見えていたので躊躇しましたが、やはりそれなりの思い入れもあって、それでもいいかと購入。 未発表曲山盛りの「フレッシュ」のデラックス・エディションとかの方が、個人的にも時代的にもニーズがあるような気…

新田次郎 「小説に書けなかった自伝」

ダイヤモンド・オンラインの記事を何気なく読んでいたところ、「会社員が辞表を出す前の迷い、そして人事の非情さなどについては、古い本ではあるが、『小説に書けなかった自伝』(新田次郎・新潮社)が参考になる。この中の『夢に泣いた』というエッセイに…