2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Steely Dan 「Pretzel Logic」

前々から気になっていたアルバムですが、SHM−CDという訳の分からない規格ではありますが紙ジャケで再発されていたので取り敢えず購入しておきました。 バンド時代とはいえスタジオ・ミュージシャンの登用は既に始まっており、曲によってはユニット化以…

広沢虎造 「清水次郎長伝−血煙荒神山(蛤屋の喧嘩)」

広沢虎造の清水次郎長伝、いよいよ最終第16巻。 上州無宿の熊五郎、蛤屋の看板娘を同業者加納屋利三郎に取られたことを契機として、阿濃一家と神戸一家の喧嘩に発展の巻。 最終巻にして清水一家が全く出てこないという(話としてはこの後「吉良の仁吉」に…

広沢虎造 「清水次郎長伝−次郎長と玉屋の玉吉」

広沢虎造の清水次郎長伝、第15巻。 御油の玉屋の玉吉、黒駒勝蔵と清水次郎長の喧嘩の仲裁に奔走するも失敗の巻。 「暑くなったなぁ、家ン中でこうして涼んでいても、焙烙の上に乗って炒られているような気持ちがする」というのはこの季節に聴くと実に風情…

「エド・ウッド」

これもかなり前にNHK−BSで放送されたもの。 いかにもティム・バートン&ジョニー・デップという感じで、実際にエド・ウッド作品を観ていると細かいところで楽しめるのだと推測します。 エド・ウッドとベラ・ルゴシの奇妙な交友の描写が作品全体から浮い…

広沢虎造 「清水次郎長伝−清水の三下奴/善助の首取り/鬼吉の喧嘩状」

広沢虎造の清水次郎長伝、第14巻。 三味線に混じって拍子木の音で何か凄いライヴ感、と思ったら万雷の拍手まで。「清水の三下奴」だけではありますが、本当にライヴ録音でした。これは望外な。 やはりライヴ録音は良いです。観客のヴィヴィッドな反応にも…

「ノッティングヒルの恋人」

エルヴィス・コステロ「シー」が聴きたくなったのですが、いきなりCDを買うほどでもないので取り敢えず映画「ノッティングヒルの恋人」をレンタルしてみました。 もっとベタベタかと思っていたら、意外とイギリス映画らしく仕上がっていて予想以上に好印象…

スコット・フィッツジェラルド 「マイ・ロスト・シティー」

村上春樹訳「グレート・ギャツビー」に触発されて、中公文庫版を再読しようとしたのですが、活字の小ささに閉口していたところ、中央公論社から「村上春樹翻訳ライブラリー」として再発されていたので購入。 これぐらいの活字が目に優しいです。新聞もそうで…

広沢虎造 「清水次郎長伝−追分三五郎/追分宿の仇討ち」

広沢虎造の清水次郎長伝、第13巻。 「あの物置のねぇ〜」という前巻の強力なヒキがまるでなかったかのごとく、突如季節は12月、シレっと清水でふぐを食べるところからリスタート。 清水一家にふぐ中毒発生、噂千里を走る、都鳥一家による清水一家襲撃計…

広沢虎造 「清水次郎長伝−為五郎の悪事」

広沢虎造の清水次郎長伝、第12巻。 石松の最期の件の復習から、為五郎が都鳥一家を匿う、代官斬りのお礼に為五郎を訪ねる清水次郎長一家、お礼に感激して都鳥一家を売る本座為五郎というところまで。 明示的に「アッと驚く為五郎」と言っていないのですが…

山下達郎 「For You」

何となく買い続ける山下達郎。RCA時代最後のアルバム。1982年。 私怨のこもった忌野清志郎ばりの「ヘイ・リポーター!」以外は非常にバランスが良く、売れたのも良く分かります。 とはいえ、このアルバムはなんといっても「スパークル」。 そんなに「…

広沢虎造 「清水次郎長伝−お民の度胸/石松の最後」

広沢虎造の清水次郎長伝、第11巻。 手負いの石松が七五郎宅へ逃げ込むところから、七五郎とお民夫妻のブラフ、石松逃避行も我慢できずに打って出て死亡、本座為五郎登場というところまで。 「只のおかしいじゃないよ、鳴り物が入ってチャンチャラおかしい…

売払い

さいとうたかを・さいとうプロダクション 「リーダーズ・チョイス BEST13 of ゴルゴ13」 さいとうたかを・さいとうプロダクション 「さいとう・たかをセレクション BEST13 of ゴルゴ13」 さいとうたかを・さいとうプロダクション 「各界…

Candi Staton 「The Best of Candi Staton」

これもレコード・コレクターズ3月号の特集「ソウル/ファンク・ベスト100」から。キャンディ・ステイトン「スタンド・バイ・ユア・マン」、鈴木啓志激賞の25位入賞。 フェイム時代の初期2枚のアルバム(含む「スタンド・バイ・ユア・マン」)全曲プラ…

「レコード・コレクターズ8月号」

メモ Banda Black Rio「Gafieira Universal」 Charles Wright & the Watts 103rd Street Rhythm Band 「Live at the Haunted House: May 18,1968」

マンボラマTokyo 「LATIN DANCE MANIA〜米国ラテン音楽ディスク・ガイド50’〜80’」

しつこく挑戦を続けるラテンの世界。カリブ海戦線はいったん放棄して、ニューヨーク方面を中心に。 と思ったのですが、諸事情が重なって激しい落ち込みに襲われる今日この頃、パラパラと通読してはみたものの、とてもラテンな気分になれませんでした。 また…

「真珠の耳飾りの少女」

トレイシー・シュバリエという人の原作にもピーター・ウェーバーという監督にも興味はありませんでしたが、スカーレット・ヨハンソンには関心がある、ということでNHK−BSの放送を録画したのが去年9月。いい加減に観ることにしました。 全編フランドル…

みなもと太郎 「風雲児たち(1)〜(20)」

高島俊男「本が好き、悪口言うのはもっと好き」と手塚治虫「陽だまりの樹」の双方向から辿り着いたみなもと太郎「風雲児たち」。 幕末編として今も連載が続いているので独立した作品としては感想は言い難いですが、噂に違わぬ読み応えと面白さでした。 ライ…

忌野清志郎「完全復活祭日本武道館2枚組ライブアルバム」

忌野清志郎ガンからの復活で冒頭から盛り上がる客席、仲井戸麗市と新井田耕造の参加といった好条件が揃っているにも関わらず意外な程ピンとこない。 「多摩蘭坂」、「ぼくの好きな先生」はライブで聴くのは初めてだったので面白かったかなと。あとタイマーズ…

「ゲド戦記」

なるほど、「ゲド戦記」シリーズと「シュナの旅」を混ぜ合わせて115分にまとめるとこうなりますか。厳しい。 菅原文太のゲドは(年齢設定に疑問は残りますが)悪くなかった。

「選択7月号」

メモ 多国籍企業の転入続くスイスの狡猾−「EU非加盟」という強い武器 噴出する南ア「積年の病弊」−外国人労働者襲撃事件の背景 ユダヤ資本に翻弄される原油価格−「バレル二百ドル」の悪夢は近い 国際アジェンダ考(139)単一通貨「ユーロ」の矛盾−広が…

広沢虎造 「清水次郎長伝−石松と七五郎/閻魔堂の欺し討ち」

広沢虎造の清水次郎長伝、第10巻。 遠州中の町で石松が人生初の鮒釣りに挑戦、義兄弟七五郎と再会、酔っ払って都鳥兄弟の家に帰還、新たな客は仇敵、計略発動というところまで。中々にカラフルな巻。 全然必要ないシークエンスなのですが、この鮒釣りの場…

村上春樹 「遠い太鼓」

高校生の時分に単行本で読んだ際にはそれ程面白いとも思えなかったので実家に置きっ放しにしていたのですが、2月にローマに行く予定があったため、年末に帰省した際に久々にペラペラと再読。 幸か不幸か「イタリア郵便事情」と「イタリア泥棒事情」を読んで…

Sugar Babe 「Songs」

山下達郎「ライド・オン・タイム」収録の「マイ・シュガー・ベイブ」に触発されて購入したものの、聴き込むのが遅くなりました。 「ショー」〜「ダウンタウン」の冒頭2連発が突き抜けているため、後続を聴き通すのがやや厳しくなる嫌いはありますが、名盤の…