2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

暉峻康隆「落語藝談」

図書館活用。柳家権太楼/塚越孝「権太楼の大落語論」で紹介されていたもの。入手困難なようですが図書館で借りられてラッキー。 八代目桂文楽の前半生が意外に破天荒で驚き。亡き師匠(八代目桂文治、五代目柳亭左楽)への悪口や、小さんや談志への苦言等、…

さだまさし「北の国から オリジナル・スコア・ヴァージョン」

図書館活用。聴きたかったのは「蛍のテーマ」。涙腺が刺激される。 倉本聰「今作れ」伝説はどこまで本当なんだろうか。 北の国から 蛍のテーマ.wmv

安田謙一/辻井タカヒロ「書をステディー町へレディゴー」

図書館活用。かなり昔に入れた予約で今更な感じではありましたが、脱力感のある内容で、量的にもほどほど。楽しく読めました。 専業ライターでは食えないけど、それでもこの年齢まで好きなことで生きてこられたという余裕が眩しい。関西在住コンビというのも…

「オデッセイ」

NHK-BSプレミアムで10月14日放送。リドリー・スコット監督。2015年。 終始ハッピーに問題解決に向かっていくので楽しく見られて、感動もして、あまり深く印象に残らない。

小沢健志「レンズが撮らえた150年前の日本」

西瓜売り、笊売り、野菜売り、甘酒売り等の行商姿や、愛宕山や御茶ノ水等の東京の風景写真は面白い。京都島原の太夫道中の写真も趣がある。スナップショット的なものに面白味。 他方で、大量に収録されている構えて撮った芸者等のポートレイトがあまり面白く…

「新・男はつらいよ」

BSテレ東で4月25日放送。小林俊一監督。1970年。シリーズ第4作。 「脚本は山田洋次、宮崎晃。監督はフジテレビ版『男はつらいよ』の演出を担当した小林俊一」「この映画は<ロケ先>がない。柴又ロケだけだ。いかにあわただしく作られたかがわかる…

「選択6月号」

メモ 世界のキーパーソン/知られざる横顔(121)モンセフ・スラウイ「ワープ・スピード作戦」首席顧問-米国のワクチン開発の全権を握る 「トランプ再選」諦めムードの共和党-死者十万人「コロナ失政」の重荷 感染症学者は役に立ったか?-英国がコロナ…

「アメリカン・グラフィティ」

NHK-BSプレミアムで4月7日放送。ジョージ・ルーカス監督。1973年。 初見の時は出演者陣の大根演技しか記憶に残りませんでしたが、後年作家になるリチャード・ドレイファスと3人の男友達、エピローグでサラッと触れられるポストヒストリー等々、…

村上春樹/川上未映子「みみずくは黄昏に飛びたつ」

図書館活用。フィクションの創作にはもうあまり興味が持てないけれども川上未映子が直線的にグイグイと突っ込んでいて面白かった。 地下一階のテーマ主義が無益というのは非常に理解できますが、地下二階の無意識/シャーマニズムにもあまり興味が湧かず。イ…

三代目三遊亭金馬「三代目三遊亭金馬全集(10)」

図書館活用。収録演目は「転失気」「金明竹」「山崎屋」。録音日時不詳。サゲが古めかしい3本。 「転失気」は「若手がよくやる。明朗に、また素直にやるとおもしろい噺」で「名人三代目柳家小さんがよく演じた」らしい。「花屋の前に隠居のところへ訊きに行…

都築響一編「Street Designe File 03:Voice of AFRICA-南アフリカの偽装ラジオ」

図書館活用。ストリート・デザイン・ファイルのシリーズの中でこれだけ借りられた。 「南アフリカ初の自由選挙、それは1994年のことだった。政府のプロバガンダではない、独自の情報源が人々には必要だった。そして警察の手入れにあっても発見されないよ…

柳家権太楼/塚越孝「権太楼の大落語論」

聞き手・塚越孝が深く話を引き出せていて、これは面白い。浜美雪の消化不良感が解消される。 「談志さんが血気盛んなときに入門してたら、はすっかいな見方の落語家になってただろう。あそこの弟子は全員、そうでした。斜にかまえて、世の中はすっかいに見て…

浜美雪「落語・師匠噺」

図書館活用。文藝春秋の連載がベースとのことで、「落語家の了見」(アサ芸の週刊連載)よりは充実していますが、まだまだ一般向けで内容が薄くて、惜しい。連載媒体の制約というよりはこの人のテイストかもしれない。 文庫化に際して、笑福亭松鶴・笑福亭鶴…