2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

権徹 「歌舞伎町」

石原慎太郎の功績か、近年、歌舞伎町もさほど怖さを感じないような気になってしまいますが、現状まだどれぐらい危ないのか、かつてはどれほど危なかったのか、出歯亀根性丸出しで入手してみました。 センスのないキャプションが邪魔ですが、インパクトのある…

椎名林檎「無罪モラトリアム」

リアルタイムでは嫌悪感を覚えつつ、貰い物のMD(古い)をそれなりに聴き込んでいた椎名林檎。MDはハード・ソフトともとっくに廃棄してしまったところ、特にこれといった理由もありませんが、初期2枚を改めて聴いてみようかと思い立ちました。まずはフ…

「男はつらいよ−寅次郎忘れな草」

NHK−BSプレミアムで6月11日放送。山田洋次監督。1973年。シリーズ第11作。リリー/浅岡ルリ子初登場作品。 時代劇・夢オープニングは他にもあったと思いますが、本作での本編とのつながりはいまひとつな気がします。 朝日印刷工場の工員水原は…

ひよこ舎編「作家の本棚」

新潮社編「私の本棚」に続いて本/本棚本。こちらは写真が豊富で、読み応えはありませんが、見応えがあります。 角田光代という人を全然知りませんでしたが、望月峰太郎好きを明言していて驚き。「あと歩きながら読めればどれだけいいかと思って」という心情…

「ボーン・アルティメイタム」

NHK−BSプレミアムで8月5日放送。ポール・グリーングラス監督。2007年。シリーズ第3作。 原作はロバート・ラドラム「最後の暗殺者(The Bourne Ultimatum)」(1990年)。前2作同様、原作というよりは原案という程度である模様。 3作目にし…

新潮社編「私の本棚」

転居後、2ヶ月以上経過したにもかかわらず、本棚を未購入で床に積みっ放しで、いい加減になんとかしようと決起。 何となく記憶に残る書棚としては、伊丹十三のポートレイトの背景に写っていた枡目棚、ガブリエル・ガルシア=マルケスの書斎(たぶんPlay…

「ボーン・スプレマシー」

NHK−BSプレミアムで7月8日放送。ポール・グリーングラス監督。2004年。シリーズ第2作。 原作はロバート・ラドラム「殺戮のオデッセイ(The Bourne Supremacy)」(1986年)。前作同様、原作というよりは原案という程度である模様。 前作で製…

都築響一 「珍世界紀行−ヨーロッパ編」

「珍日本紀行」に続いて「珍世界紀行−ヨーロッパ編」。 「珍日本紀行」では、東日本編よりも西日本編に歴史や風土を感じさせる物件が多くて楽しめましたが、ヨーロッパ編は当然ながら更に奥行きを感じさせます。あまり知られていないけどちょっと凄い/面白…

「ボーン・アイデンティティー」

NHK−BSプレミアムで6月10日放送。ダグ・リーマン監督。2002年。ボーン・トリロジー第1作。 夏休み対応のチョイスだったようで、吹替メインの放送。デジタル放送の吹替の台詞を起こした字幕で鑑賞したため、微妙な違和感あり。 原作はロバート・…

「レコード・コレクターズ10月号」

「ビル(ワイマン)独特のベースの持ち方には理由があった。足元から照らされる照明をベースのネックで遮り、前列にいる女性ファンの顔をよく見るためだ。気に入った女の子を見つけると、ビルは口の動きで部屋番号を教えていた」という初耳の珍説(ゲレッド…

都築響一 「珍日本紀行−西日本編」

文庫限定、都築響一シリーズ。「珍日本紀行−東日本編」に続いて西日本編。 東日本編に今ひとつ乗り切れなかったので心配だったのですが、西日本編は歴史や風土を感じさせる物件が多く、比較的楽しめました。 特に、富山県小矢部市の「メルヘン公共建築」のシ…

「ミシシッピー・バーニング」

NHK−BSプレミアムで6月12日放送。アラン・パーカー監督。1988年。アカデミー撮影賞受賞。 1964年にミシシッピ州フィラデルフィアで公民権運動家3人が殺害された事件がモデルですが、当時公民権運動にまったく協力的ではなかったFBIがヒ…

「選択9月号」

メモ 安倍とパチンコ業界の「蜜月」−カジノ実現は「利益誘導」 「安倍−菅」関係に危機の秋−ガラス細工の「官邸パワーバランス」 中部電力「首都圏進出」の内幕−電力自由化の「骨抜き」が狙い 「好事魔多し」ソフトバンク−周波数問題で露見した「四面楚歌」 …

「ディア・ドクター」

NHK−BSプレミアムで6月10日放送。西川美和監督。2009年。 西川美和というと、「ゆれる」(2006年)でいきなり出てきた鬼才という勝手なイメージがあったため、意外に普通だなと思いつつ観ていたのですが、鑑賞後、存外に残るものがあります。…