- 「珍日本紀行」に続いて「珍世界紀行−ヨーロッパ編」。
- 「珍日本紀行」では、東日本編よりも西日本編に歴史や風土を感じさせる物件が多くて楽しめましたが、ヨーロッパ編は当然ながら更に奥行きを感じさせます。あまり知られていないけどちょっと凄い/面白いといった辺りのライン。
- 他方で、デンマークのミイラ(紀元前4世紀!)やリトアニアの十字架の丘、ドイツのプローラ、シチリア島のカプチン会地下墓所など、オーセンティックで本格的に興味深い物件が多く、シリーズのアイデンティティーであるB級感は相当程度薄れています。あまり珍ではない。
- デンマークの「リプリーズ・ビリーヴ・イット・オア・ノット!博物館」に、ザ・ローリング・ストーンズ「メインストリートのならず者」のジャケットに写っていたボールを3つ口に入れた人の蝋人形が出てきますが、そのまんま「スリー・ボール・チャーリー」という芸名のサイドショー(見世物小屋)の芸人だったそうです。