2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

村上龍「歌うクジラ」

長らく心待ちにしていた「歌うクジラ」、いそいそと読み始めましたが、期待が大きすぎたのか、引き込んでドライヴしていく力が弱い感じがしていささか拍子抜け。 個人的なフィーリングに過ぎませんが、期待される水準まで密度が上がっていかない感じ。キャラ…

Louis Armstrong 「Disney Songs the Satchmo Way」

「レコード・コレクターズ11月号」で見かけた6枚組「ディズニー・ジャズ・ジャイアンツ・コレクション」に興味を惹かれましたが、グッと絞り込んでルイ・アームストロングの本作を単品で購入。あの声で歌われる「チム・チム・チェリー」を想像すると、ど…

村上龍「自由とは、選び取ること」

今読んでいる「歌うクジラ」の箸休めとして。2011年4月から2012年12月に「BIG tomorrow」に連載していた人生相談。 いかにも村上龍的なにべもない回答の連発ですが、村上龍本人も「今読み返してみると、自分でも、どこか突き放したよ…

Various Artists 「Brazuca!-Samba Rock & Brazilian Groove from the Golden Years 1966-1978」

「レコード・コレクターズ10月号」の駒形四郎によるレヴューに惹かれて購入。曰く、 「サンパウロのDJパラウォン(中略)が主宰するパーティのひとつ『ジンガ』では、サンバホッキ、ブラジリアン・ソウル、アフロ・ブラジリアン、カリンボーなど、ブラジ…

「レコード・コレクターズ12月号」

本秀康「レコスケくん」の新作(「19年ぶりのBBCまつりの巻」)は今ひとつ。「当時は聴きどころのはっきりしないアルバムだと感じたな」には同意。 メモ Various Artists「Afrobeat Airways 2: Return Flight to Ghana 1974-83」 吾妻光良&ザ・スウィ…

「選択11月号」

メモ 巻頭インタビュー−日本の女性はなまけている(須田敏子) 絶好調の「新興資源国」モンゴル−中国を苛立たせる「内陸のカタール」 政界スキャン(345)−安倍が怯える小泉「親子の乱」 血税吸い込む「汚染水特措法案」−「際限なき国費投入」に道を開く …

「動く標的」

NHK−BSプレミアムで6月26日放送。ジャック・スマイト監督。1966年。原作はロス・マクドナルド。読んだことは読んだはずですが全く記憶にありません。 前日の出がらしでコーヒーを入れる有名なオープニングがこの映画とは知りませんでした。洗面…

Johnny Pate「Shaft in Africa」

レアグルーヴの名盤の紹介記事などを指をくわえて眺めるばかりだった学生時代の果たされざる想いのせいか、この手のCD化広告についフラフラと吸い寄せられてしまいます。 「あの『シャフト』がアフリカなんて相当格好良いに決まっているこれは、ジャケット…

柳家小さん/興津要 「芸談・食談・粋談」

書店をフラフラしていて発見。全く存在を知りませんでしたが、食豪・5代目柳家小さんの食談なんて物凄く面白そうだと思い購入。 「門口で医者と親子が待っている」というバレ句の、あまりに即物的などぎつさには引きました。おかみさんも脈絡もなく「隣の夫…

「愛のむきだし」

随所で高評価をみかけた園子温監督の2009年公開作。満島ひかり見たさも手伝ってBDを購入したのは随分前のことでした。 長らく躊躇していましたが、観始めてしまえば、237分の長さを感じさせないのは立派。ケチをつけようと思えばいくらでもつけられ…

Raymond Scott 「Raymond Scott Songbook」

レコード・コレクターズ4月号の細野晴臣/岡田崇/松永良平の鼎談で興味を持って即購入したものの、転居やら何やらでタイミングを失してしまい、タイミングを失してしまうと充実したブックレットが逆に高いハードルと化して立ちはだかり、元々馴染みのある…

「キャデラック・レコード−音楽でアメリカを変えた人々の物語」

NHK−BSプレミアムで6月7日放送。ダーネル・マーティン監督。2008年。 キャデラック・レコードってどんなレーベルだっけ?と思いましたが、チェス・レコードを題材にした映画。音楽で成功してキャデラックを手に入れるという正の側面、印税の支払…

売払い

デイヴィッド・セイン/佐藤淳子「敬語の英語」 デイヴィッド・セイン/佐藤淳子「敬語の英語<実践編>」 村上春樹 「東京奇譚集」 村上春樹 「アフター・ダーク」 村上春樹 「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」 村上春樹 「1Q84」 トルーマン・…