- NHK−BSプレミアムで6月26日放送。ジャック・スマイト監督。1966年。原作はロス・マクドナルド。読んだことは読んだはずですが全く記憶にありません。
- 前日の出がらしでコーヒーを入れる有名なオープニングがこの映画とは知りませんでした。洗面台で作った氷水で頭を冷やす朝のルーティンは「スティング」でもやっていたと記憶。
- リュー・ハーパーの妻・スーザン・ハーパー=ジャネット・リー=「サイコ」のヒロイン(マリオン・クレイン)
- ややこしくわかりにくいストーリーラインを、ポール・ニューマンの魅力で補いつつ、何とか最後まで辿り着くと、ちょっとハードボイルド風味のラスト、という感じの映画。村上春樹も、ポール・ニューマンの洋服の着こなし方を見るために高校時代に何度も観たと言及していました。
- とはいえ、「とくになんていうことのない着こなしなのだけれど、この当時のポール・ニューマンのこういう空気の何気ない『纏いかた』は実に見事で、それがジャケットの着かたひとつ、サングラスのかけかたひとつにもごく自然に出ていたような気がする」というのは、リアル・タイムで観ないとなかなか出てこない感想。