2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

都築響一 「珍日本紀行−東日本編」

文庫限定、都築響一シリーズ。「賃貸宇宙」に続いては「珍日本紀行」、東日本編から。 個人の生活空間ほどには興味・関心が持続しないため、読んでいる間に少しずつ倦んできて、一旦放り出してしまいました。 とはいえ、「珍日本紀行−西日本編」、「珍世界紀…

「ゆりかごを揺らす手」

NHK−BSプレミアムで6月19日放送。カーティス・ハンソン監督。1992年。 豪邸でナニーを使うアナベラ・シオラにも、そのアナベラ・シオラの子に母乳を含ませるレベッカ・デ・モーネイにも感情移入できず、ニュートラルに観ていると意図不明な微温…

古谷実 「ヒミズ(1)〜(3)」

「シガテラ」に続き古谷実。一つ遡って「ヒミズ」(2001年〜2003年連載)。 初のシリアス路線でリアルタイムでは衝撃的だったと思いますが、一方向に極端に振り切っているだけに、「シガテラ」ほどの驚きはありません。 「シガテラ」でも思いました…

「リオ・グランデの砦」

NHK−BSプレミアムで6月4日放送。ジョン・フォード監督。1950年。 「アパッチ砦」、「黄色いリボン」と並ぶ騎兵隊三部作の最終作。前二作は未鑑賞。 やや歌のシーンが多すぎるかなという気はしましたが、オーセンティックな王道作品で気持ちよく観…

大槻ケンヂ 「ボクはこんなことを考えている」

「のほほん雑記帳」に続いてもう一つ大槻ケンヂのエッセイ。1993年。松岡正剛が千夜千冊で取り上げていたのが本作。 特段の感想なし。強いて言えば、著者20代のエッセイを2冊読んでしまいましたが、どちらかは最近のものにすればよかったという気もし…

「キャスト・アウェイ」

NHK−BSプレミアムで6月14日放送。ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ」コンビ。2000年。 トム・ハンクスのダイエット待ち期間中に本作と同じスタッフでつくったのが「ホワット・ライズ・ビニース」(2000年…

売払い

手塚治虫 「三つ目がとおる(1)〜(10)」 山上たつひこ/いがらしみきお「羊の木(1)〜(3)」 「ナショナル・ジオグラフィック傑作写真ベスト100」 吉田豪 「人間コク宝」 荻原健太「レコード・コレクターズ増刊:ザ・ビーチ・ボーイズ・ディス…

「レコード・コレクターズ9月号」

メモ Various Artists 「The History of New Orleans Rhythm & Blues Vol. 1 1921-1949」 Various Artists 「The History of New Orleans Rhythm & Blues Vol. 2 1947-1953」

「死ぬまでにしたい10のこと」

NHK−BSプレミアムで5月31日放送。イザベル・コイシェ監督。2003年。ペドロ・アルモドバルがプロデュースに参画していたとのこと。 隅から隅まで何一つピンとこず、好きな人は好きだろうな、という気もしません。 ダイエット・ノイローゼの友人ロ…

大槻ケンヂ 「のほほん雑記帳」

「グミ・チョコレート・パイン」に続いてエッセイ。1992年。 緩くて鑑賞に堪えないものも散見されますが、初体験相手のエピソードはさすがに訴求するものがありました。 椎名誠も東海林さだおも好きなのですが、この昭和軽薄体もどきの文体は肌に合いま…

古谷実 「シガテラ」

古谷実作品は読んだことがなかったのですが、古谷実が望月峯太郎を敬愛しているとのことから、代表作らしき本作にチャレンジ。2003〜2005年連載。 ビルドゥングス・ロマンの骨格に、ディテイルのリアルさで肉付けした、全くオリジナルな運び方に、思…

「ザ・タウン」

NHK−BSプレミアムで5月24日放送。ベン・アフレック監督第2作。2010年。 最新作「アルゴ」が大好評なベン・アフレック監督の前作ということで観てみました。原作はチャック・ホーガンの小説「強盗こそ、われらが宿命」。 「ヒート」の二番煎じと…

大槻ケンヂ 「グミ・チョコレート・パイン」

江口寿史による表紙のインパクトもあり、リアルタイムで存在は認識していた作品。もはやセミ・クラシックな存在になりつつあるのかと思い、読んでみました。 完結まで10年以上かかっていたとは知りませんでした(「92年に、読み切りのつもりで書いた小説…

「選択8月号」

メモ 米国の農業は強くない−農薬と補助金依存の「病的」な産業 参院選最大の敗者は「メディア」−安倍に「完全屈服」したテレビ・新聞 政界スキャン(342)−分水嶺に立つ安倍 「首相動静」の虚実−新聞「三行広告」に群がる輩たち シリーズ企業研究・東京電…