2006-01-01から1年間の記事一覧

New Barbarians 「Buried Alive: Live in Maryland」

原則としてブートには手を出さないので初耳音源であります。 ロン・ウッドとキース・リチャーズのコンビネーションが元々あまり好みではない(ミック・テイラー派)のでスルーしようと思っていたのですが、ドラムがジョゼフ・“ジガブー”・モデリステとなると…

Samson François 「Debussy: Oeuvres pour Piano II」

引き続きドビュッシー。サンソン・フランソワにしてみました。 収録されているのは「映像第1巻」「映像第2巻」「夢」「2つのアラベスク」「レントより遅く」「練習曲第2集(の一部)」「マスク」「喜びの島」。 「喜びの島」について、青柳いづみこが「…

売払い

サマセット・モーム 「モーム短編集Ⅰ:雨・赤毛」 サマセット・モーム 「お菓子と麦酒」 サマセット・モーム 「女ごころ」 ウィリアム・サローヤン 「ディア・ベイビー」 ピーター・キャメロン 「ママがプールを洗う日」 デヴィッド・ダルトン、ミック・ファ…

美内すずえ 「ガラスの仮面(1)〜(23)」

コツコツと読み進めて全23巻読了。 「おそろしい子!」「紫のバラのひと」はこの作品からの引用だったのか。 途中で挫折した「空手バカ一代」とノリは一緒のような気もしましたが。天才伝説。 「たけくらべ」「若草物語」等々今更読まないであろう作品の概…

「ライト・スタッフ」

どの作品か忘れてしまいましたが、落ち込んだ時に「ライト・スタッフ」を観る主人公が出てくる村上龍の小説を読んで以来、観ようと思っていたのですが何せ193分、かなり抑止力のある数字です。 思い切ってこの度観てみましたが、心配していたほど長さは感…

「24 -TWENTY FOUR- シーズン4」

フジテレビ恒例、新シリーズDVDレンタル開始記念、前シリーズ深夜一挙放映。 されたのはまだ秋のことだったと思いますが、やっと観終わりました。 記憶も飛び飛びなのですが、今シリーズは随所に無理矢理感が漂っていて、ハラハラというよりクスクスと失…

山口瞳 「禁酒禁煙」

ちょっと軽めのものが読みたくなったので、特に理由もなく書店で目に付いた山口瞳でも読んでみようかと。 どういうテーマで編んだアンソロジーなのかよく分かりません。「山口瞳流・隠居願望達成へ邁進の日々」と書いてある割には、題名が「禁酒禁煙」であっ…

「スケアクロウ」

ヴィルモス・スィグモンドの映像が素晴らしい、アル・パチーノとジーン・ハックマンの演技が素晴らしい、という評価を目にして以来機会があれば観てみたいなと思っていた作品。 噂に違わぬ良い映画だなと途中まで感心しきりだったのですが。 ライオンの錯乱…

ウラジーミル・ナボコフ 「ロリータ」

旧訳を購入したまま何年間も放置していたら世評の高い新訳が文庫になっていました。 内容は保証済みのマスターピースであるところに、良いきっかけと良い読書環境がバッチリはまって久々に幸福な読書体験となりました。 翻訳してみて第2部の凄さを再発見し…

「アバウト・シュミット」

NHK−BSでピーター・バラカンが褒めていたのを見た記憶に基づきレンタル。 後半はどこかちぐはぐな印象というか、あまり感心しないエンディングでしたが。 全体の評価云々は別にしても、ジャック・ニコルソンとキャシー・ベイツだけでも観る価値はあると…

Paulinho Da Viola / Elton Medeiros 「Samba Na Madrugada(夜明けのサンバ)」

サンバ3枚目。 「黒いオルフェ」「モロ・ノ・ブラジル」購入・視聴の甲斐も無く、「おっトロンボーン」という程度の感興しか浮かびませんでした。 菊地成孔・大谷能生「憂鬱と官能を教えた学校」の「サンバと柔術は咀嚼されたか?」も熟読したのですが。 次…

レコード・コレクターズ増刊 「無人島レコード2」

さほど面白い本でもなかったと思うのですが第2弾が。もう6年も経つのですか。 面白くもないのに何故続編を買うのかというと「レコスケくん」が載っているからです。それだけで1500円出せます。 相変わらず、オールマンズで「あーもう1枚ありゃあとは…

安達哲 「さくらの唄(上)(下)」

機会があれば読んでみたいものリスト(脳内)に引っ掛かっていた作品が新装箱入り版で売られていたのでフラフラと購入してみましたが。 端的に言うとあまり好みではなかったので、詳細な感想は割愛。

「生きる」

月刊誌「選択」の記事を読んでいたら黒澤映画を見たくなったので。 現代劇は観たことなかったので本作を。 前後半で明確に区切る構成。後半は「十二人の怒れる男」で、全体としては「素晴らしき哉、人生」という感じでしょうか。 志村喬≒モーガン・フリーマ…

レコード・コレクターズ 1月号

メモ 吾妻光良 「ブルース飲むバカ歌うバカ」 John Lee Hooker 「Hooker (偉大なるブギーマンの軌跡1948−1998)」 レコード・コレクターズ増刊「無人島レコード2」 忌野清志郎 「夢助」

「シティ・オブ・ゴッド」

ちゃんとレンタル店に置いてありました。 ビンゴ!凄い何だこれ。スペシャル・エディションDVD購入決定。コメンタリーはちょっと時間を空けて観たいのでその時に。 何だろう。暴力描写でショッキング一辺倒に振り切れていないところが良かったのか。ビー…

王欣太 「蒼天航路(1)〜(18)」

(講談社漫画文庫)" title="蒼天航路(18) (講談社漫画文庫)" class="asin"> 大長編、遂に完結。文庫になるまで待っていたので、とんでもなく今更ですが。 所々で無理矢理な感じもありましたが(最終巻で言うと阿犭童とか)、それを補って余りある面白い作品で…

選択12月号

メモ 行き詰まったフランス社会−伝統的「平等モデル」再生が大統領選の争点に 建国以来の岐路に立つトルコ−揺らぐ「政教分離の世俗主義」 インド政界と「ネルー・ガンディー家」−「中継ぎ」に過ぎないシン首相 国際アジェンダ考(120)「NATO軍に荷重…

「モロ・ノ・ブラジル」

「黒いオルフェ」と一緒に購入、したものの観るのがちょっと遅くなってしまいました。 そういえばジム・ジャームッシュがミカ・カウリスマキとブラジルで撮影旅行したと言っていましたが、この映画のことでしたか。 玄人さんには堪らない映像のオンパレード…

Barry Manilow 「Ultimate Manilow」

ソフトバンクのCMを見ていたらどうしても「コパカバーナ」が聴きたくなったのですが。 これは予想を遙かに超えてダサい。 このダサさが逆に心地よい、ということも特になく。本気バラードとか正直きつい。 しかし「コパカバーナ」はリオが舞台だと思ってい…

The Fatback Band 「Fatbackin' - The Perception Sessions」

ファットバック・バンド「レイジング・ヘル」でも買おうかなとつらつらとディスコグラフィーを見ていたところ、ポリドールからメジャー・デビューする前にパーセプションというレーベルからアルバムを3枚出していることを知りました。 パーセプションはディ…

売払い

小出斉 「レコード・コレクターズ増刊−ブルース・ギター〜バトル・オブ・ザ・マスターズ」 文藝別冊 「マイルス・デイビス−没後10年」 トマス・ハリス 「レッド・ドラゴン(決定版)(上)(下)」 トマス・ハリス 「羊たちの沈黙」 トマス・ハリス 「ハン…

「黒いオルフェ」

悩んだ末に買いましたが、このプアな仕様で3,800円はちょっと高い。 当時のモーホのファヴェーラやカルナヴァルの様子を窺い知ることが出来るという資料的価値とブラジル音楽を世界に紹介した歴史的価値を除くと何も残らないような気もしますが。 前者…

レコード・コレクターズ 12月号

メモ。 ブリティッシュ・ロックの肖像−アンディー・ニューマーク チェックリスト。 Various Artists 「Loose the Funk! Boodie」 Junior Wells 「Live at Theresa's」

トマス・ハリス 「ハンニバル(上)(下)」

映画と異なるとは聞いていましたが、こういうエンディングでしたか。精神分析的に割り切れ過ぎる気もしますが、映画よりはスッキリしていて良いのではないでしょうか。 大した感想もありませんが、3部作読んでそれなりに楽めたので良かった良かった。 と軽…

選択11月号

メモ 対米従属さらば「ブレア後」の英国−次の保守政権は超リベラル 米国は対北「秘密交渉」をやっているか−「リビア」では見事に成功したのだが 辛辣「生まれ変わるなら中国人以外」回答多数で当局が憤慨 自民党が参院東京地方区に石原都知事の次男良純氏を…

トマス・ハリス 「羊たちの沈黙」

こういう話だったのか。バラバラだった各要素(蛾の蛹、レクター脱出、子羊の意味、等々)の記憶が何年か越しでやっとこさ繋がりました。今更感想も何もありませんがこれは面白い。 本作からいきなりレクターの左手を多指症にしてしまったのはやり過ぎのよう…

Various Artists 「Return to Orange Street」

シリーズ前作が最高だったので無条件で購入。このパターンで「スタジオ・ワン・ソウル2」で外したわけですが今回は如何に。 前作でハマったスリム・スミスとトウィンクル・ブラザースもしっかり収録されていますし、期待が高まります。 割と苦手なDJもの…

Various Artists 「Quatro Grandes do Samba(サンバの巨匠たち)」

引き続きサンバのド名盤とされる「サンバの巨匠たち」。 「すばらしきサンバの仲間たち」が10人の名人がそれぞれの持ち歌を披露していたのに対し、こちらは4人の巨匠の競演。メンバーで被っているのはネルソン・カバキーニョだけ。 10人10曲より4人…

トマス・ハリス 「レッド・ドラゴン 決定版(上)(下)」

レクター博士シリーズは映画「羊たちの沈黙」と映画「ハンニバル」は一応見たけど、という程度だったのですが。 先日テレビ放映されていた映画「レッド・ドラゴン」をチラっと観かけて、シリーズ第1作を観ていないからピンと来なかったのではないかという気…