「キャデラック・レコード−音楽でアメリカを変えた人々の物語」

キャデラック・レコード [Blu-ray]

  • NHK−BSプレミアムで6月7日放送。ダーネル・マーティン監督。2008年。
  • キャデラック・レコードってどんなレーベルだっけ?と思いましたが、チェス・レコードを題材にした映画。音楽で成功してキャデラックを手に入れるという正の側面、印税の支払いを車をあてがってごまかす負の側面、その両面を象徴するタイトルなのでしょう。
  • 「ドリーム・ガールズ」(2006年)の二番煎じにも見えますが、ビヨンセ(製作総指揮兼エタ・ジェームズ役)による文化事業という趣もあり。
  • 少なくとも、レナード・チェスが死んだのはチェスを売却した数ヶ月後のことのようです(作中では売却して社を去る車中で死去)。
  • チャック・ベリーは似ているのに、えらく似てないエタ・ジェームズだと思ったら、それがビヨンセ。レナード・チェスとの不倫関係も映画用の演出で事実ではないようです。
  • チェス・レコードが音楽史に燦然と輝く存在なのは間違いないですが、「音楽でアメリカを変えた」と言えるようなパイオニアリングな存在だったのかどうかについては、ちょっと確信がありません。
  • ほぼドキュメンタリーの体なので、細かいエピソードに信憑性がないというのはちょっとしんどい気がします。